「バイナリーオプションだけで生活したいなぁ」と夢見る人も多いのではないでしょうか。
年収がケタ違いのトレーダーの話を聞くと「自分もそうなってみたい!」と思うはずです。
実際にバイナリーオプションで稼いだ金額を公開していますよね。
年収1億円、月収1,000万円なんて人もいて夢は広がるばかりです。
バイナリーオプションで理想の年収を目指せるの?
バイナリーオプションは、為替レートが判定時刻までに上がるか下がるかを予測する取引です。
シンプルなルールなので、投資初心者も始めやすいと人気があります。
では、バイナリーオプションで上記で述べたような年収を稼いでいる人は、一体どんな方法で稼いだのでしょう。
大前提として言えることは、相当の資金を持っている方だということです。
バイナリーオプションはペイアウト率が設定されており、FXのように全額が利益になるわけではありません。
例えを出して見てみましょう。
【1勝した場合】
10.000円×1.8倍=18.000円。
ここから投資した10.000円を引き、利益は8.000円。
【1敗した場合】
負けなので-10.000円
勝率が50%では間違いなく損失の方が多いということが分かりますので、バイナリーオプションで勝率を上げるためには最低でも勝率は55%以上ないといけない計算になります。
この計算でいくと年収1億円に到達するには、どれほどの投資金とトレード回数をこなさないといけないか。
バイナリーオプションで理想の年収になるには
とは言っても、実際にバイナリーオプションで生活出来るほど稼いでいる人がいることも事実です。
一体どのようなことを行っているのでしょうか。
バイナリーオプションで理想の年収を得ている人達の特徴をまとめてみました。
安定した勝率をキープしている
バイナリーオプションで理想の年収になるためには、やはり高い勝率をキープしなければいけません。
先ほどお伝えしたようにバイナリーオプションにはペイアウト率があり、このペイアウト率で利益は変わってきます。
中には2.30倍という高いペイアウト率もありますが、このペイアウト率での取引は難易度が高く勝率を上げることが非常に難しいです。
大事なのは高いペイアウト率ではなく、高い勝率です。
バイナリーオプションでの勝率計算は以下の通りです。
勝った回数÷エントリー回数×100=勝率(%)
例えば10回エントリーを行い、6勝だった場合の勝率は60%ということになります。
10回のエントリーで6勝はかなり難易度が高いですが、無駄に取引回数を増やして負けを増やすよりは、自分の得意なポイントに絞ったエントリーを数回行う方がよっぽど勝率は安定します。
トレードをする上での資金管理の徹底
高い勝率をキープしている人は資金管理を徹底しています。
- 取引額をいくらにするか
- 取引で得た利益には手をつけない
- 1日に〇円までしか取引しない
といった自分のルールをしっかり守り管理します。
資金管理は、長期的な投資を行うようにするために絶対必要になります。
「投資資金が無いから今月の生活費から使おう」「投資に回せる資金が無いから借金しよう」なんて考えは論外です。
長期的な勝率で考えている
高い勝率を上げているトレーダーは自分の得意なエントリーポイントを理解しておりチャート分析、インジケータの研究といった努力を怠っていません。
「分析を行い、ある程度の相場の流れを掴む」という点は大前提でお話を続けます。
まず目先の数千円、数万円の利益よりも勝率に重点をおいて考えます。
この先何年もトレードをやり続けることを視野に入れ、先に待ち受けるリスクリターンまで考えています。
「去年の自分にはこの攻略法が合っていたけれど、今はこの攻略法だと勝率が上がらない。」
「オシレーター系のインジケーターを凄く参考にしていたけれど、今はトレンド系のインジケーターの方が効きやすくて参考になる」
というようにずっと変わらない根拠なんてありません。
他の収入元を持っている
バイナリーオプションで成功している人は、他の投資を取り入れている方が多いです。
先ほどもお伝えしたように、高い勝率を上げているトレーダーは目先の利益ではなくその何年も先を見据えたトレードを行っています。
バイナリーオプションとは別の柱をしっかり立てて、リスクを分散させるという意味でも別の投資を行うことが安泰のようです。
一番多かったのがFXとバイナリーオプションを両柱に構えている方です。
FXは少額資金からでも利益を出すことが出来るので、口座凍結のリスクのあるバイナリーオプションと同時に行うことでリスク分散をさせているようです。
他にも株式投資、仮想通貨といった別の投資を行うことで、収支を最大まで伸ばすことも可能です。
バイナリーオプションで0.3%しかいない年収目指せるか
国税庁が発表している給与所得が2500万円を超える人は、約5255万人中15万人程度となります。
割合に換算してみると約0.3%だそうです。
バイナリーオプションでこのレベルの年収を目指すことはそう簡単なことではありません。
仮に出すことが出来たとしても、その年収をキープすることは限りなく低いでしょう。
世界中で進む規制
バイナリーオプションを禁止している国がどんどん広がっています。
2016年 ベルギー・・オランダ
2017年 カナダ・イスラエル
2018年 ドイツ・EU
2019年 フランス・イギリス・ポーランド・アイルランド
禁止が決定にはなっていませんが、2021年以降はオーストラリアも規制を行うと発表が行われてました。
オーストラリアで規制と聞くと、ハイローオーストラリアを思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。
ハイローオーストラリアは現在、グレナディーン諸島へ会社を移転させています。
このように規制がどんどん広がっているので海外バイナリーオプション業者は、規制のかかっていないマーシャル諸島やヴァージン諸島へ会社を移転させサービスを行っています。
バイナリーオプションの規制を世界中が行い始めた理由には、ギャンブル性が高いバイナリーオプションから投資家を守るためという理由があるようです。
現在規制がかかっていないのは日本、アメリカ、マレーシアです。
メンタルのキープが難しい
バイナリーオプションに限らず、投資においてメンタルをキープすることは非常に難しいです。
資金管理の所でもお話しましたが、精神的に強くなければ成功を収めることは出来ません。
勝率を上げるために少しずつ掛け金を増やし、やっと理想とする利益に近づいてきたところで大きな損失を出してしまったら。
負けが続いてしまい、焦って掛け金を一気に上げてしまったら。
焦りと追い詰められた状態での取引は、気持ちが不安定過ぎていい結果が残せないことは想像できるかと思います。
これはどんなに強い専業トレーダーでも同じで、負けたら落ち込むしへこみます。
でもその後に負けを取り返そうと無謀なエントリーは絶対にしません。
そしてその強いメンタルを維持し続けなければいけないのです!
利益に応じた税金の徴収
バイナリーオプションで利益を得たら、確定申告を行い税金を納めなければいけません。
海外バイナリーオプション業者を利用している場合は、総合課税に分類されます。
総合課税とは他の所得と合算して税金の計算がされるので、利益が出れば出るほど税金も高くなります。
以下の表が所得額に応じた税率の計算になります。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1.000円~1.949.000円 | 5% | 0円 |
1.950.000円~3.299.000円 | 10% | 97.500円 |
3.300.000円~6.949.000円 | 20% | 427.500円 |
6.950.000円~8.999.000円 | 23% | 636.000円 |
9.000.000円~17.999.000円 | 33% | 1.536.000円 |
18.000.000円~39.999.000円 | 40% | 2.796.000円 |
40.000.000円以上 | 45% | 4.796.000円 |
国税庁 所得税の税率より引用
ここに復興所得税と住民税もかかってきます。
「確定申告なんてしなくても海外の業者なんだからバレないんじゃないの?」と思われる方もいると思いますが、取引履歴、銀行の収支記録から必ずバレます。
申告漏れが発覚すると追加課税を徴収されこともあります。
まとめ
バイナリーオプションで理想の年収を目指すために行うことについて解説しました。
この3つを持ち続け毎日コツコツと分析を行いながらトレードを続けると、理想の年収に近づくかも知れません。
ですが大切なのは目先の利益ではなく、その先何十年と続ける可能性に目を向けることです。