約定拒否はトレーダーにとって大きな懸念事項になります。今回は4つの主な原因を詳細に掘り下げ、さらに市場に囁かれるレート操作の噂についても検証しました。
また日本人利用率No.1のハイローオーストラリアですが、中には「ハイローオーストラリアに約定拒否された!」という悪い口コミを目にします。
果たして、このような噂は本当なのでしょうか?予期せぬトラブルを回避し、よりスムーズな取引を目指しましょう。
ハイローオーストラリアの口コミや評判については、当サイトの「ハイローオーストラリアの評判は?口コミでわかる人気の理由と注意点」を参考にしてください。稼いで安全に出金可能です!
約定拒否とは?
「レートが更新されたため、約定できませんでした。」という文字が画面上に表示されます。一度は見たことがあるのではないでしょうか?
取引が帳消しになるので予想が当たっても利益になりません。
約定拒否が原因で負ける?
ハイローオーストラリアでは分析をしながら取引をしていると「約定拒否がなければ勝利していたかもしれない」という状況が多くあります。
予定していたエントリーポイントが変わり、負けることもありますが、勝つこともあるでしょう。
一方で「ハイローオーストラリアが裏でレートを操作している」といった根拠のない噂を流す人もいますが、確かな証拠に基づいた情報ではない点に注意が必要です。
ハイローオーストラリアの約定拒否はレート操作が原因といわれる理由
ハイローオーストラリアがレート操作しているといわれる理由には以下のようなものが挙げられます。
- MT4のレートと違う
- デモ口座のレートと違う
- 二者択一なのに全然勝てない
- 約定拒否が頻発する
MT4のレートとのレートが違う
バイナリーオプション取引で相場分析を行う際に多くのトレーダーが利用している分析ツールのことです。世界中のトレーダーが愛用しており、無料で利用することができます。
不満の原因として最も挙げられるのが、MT4とハイローオーストラリアのレートのズレです。
「MT4とハイローオーストラリアのレートがずれている=ハイローオーストラリアはレート操作している!」といった感じです。
また海外FX業者が契約しオリジナルのMT4の「XM MT4・FXDD MT4・OANDA MT4・Axiory MT4」などあります。
つまり、MT4といってもレートを提供する会社が異なるのです。
ちなみに、ハイローオーストラリアの取引画面に表示されているレートの提供会社は以下のとおりです。
- 為替レート:FXCM社・レバレート社
- 仮想通貨等:Bitfinex社・BitMEX社
2社のレートを採用しているのは、公平性を保つためです。
さらに、ハイローオーストラリアでは判定レートの一覧も公開しています。
ということで、ハイローオーストラリアがレート操作することは難しいです。
デモ口座のレートと違う
デモ取引とリアル取引でハイローオーストラリアのレートが違うという現象もあるようですね。
実際に比較すると次の通りです。
※同じ銘柄、全く同じ時間帯のリアル口座とデモ口座のチャートです。
【リアル画面】
【デモ画面】
ハイローオーストラリアでは、デモ取引とリアル取引と両方で、第三者機関である「FXCMPro(外国為替)」と「FXCM UK(株価指数)」によるレートが使用されています。これらは信頼できる業者からの情報であり、ハイローオーストラリアはこれを流用しているため、不正な操作はできないでしょう。
デモ取引とリアル取引のレートに微妙な差異がある場合、これは配信システムの差によるものと考えられます。取引で損失を出すと悔しいものですが、実際にはデモとリアルの取引レートの違いはごくわずかです。
二者択一なのに全然勝てない
バイナリーオプションは2択の投資方法とはいえ、その投資対象は「為替」であり、株式や不動産投資とは異なります。そのため、連敗することは珍しいことではありません。
為替レートは、各国の経済状況や政治的な力関係によって変動します。一般的には、世界経済は成長を続けますが、常に一つの国が継続的に勝利を収めることはあり得ません。
もし一国がずっと勝ち続けるのであれば、その国の通貨に投資し続けるだけで利益を得られることになり、為替市場が成立しなくなってしまいます。そのため、「連敗しているのは為替の動きが異常だから」という考え方には根本的な誤りがあります。
勝てそうなときに限って約定拒否が起こる
勝てるタイミングで購入したのに約定拒否が発生し利益にならないとハイローオーストラリア側を疑いたくなるのも分かります。
これらが起こるのにはきちんと理由があります。
先ほどもお話しした通り、ハイローオーストラリアに表示されているすべてのデータは自社で管理しているものではなく、外部のデータから収集しているものです。
そのため、レートを更新する必要があるのです。レートの更新は頻繁に行われていて、数秒~数十秒の間に繰り返し行われています。
このレート更新のタイミングにエントリーをしてしまうと約定拒否されます。
更新のタイミングとエントリーのタイミングが重なって起こるのであって、レート操作などの不正行為が行われいてる可能性は低いです。
約定拒否が起きやすいタイミング
レートを外部から取り入れている以上、約定拒否が起こるのは免れません。
ただ起こりやすいタイミングというのはありますので解説します。
- エントリーが集中している時
- 相場の値動きが激しすぎる時
- 禁止行為をしている時
- 00秒エントリーをしている時
エントリーが集中している時
市場には、多くのトレーダーが同時に取引を試みる特定のタイミングが存在します。しかし、同時に大量のエントリーが行われると、サーバーへの負荷が増加し、約定処理が追いつかなくなることがあります。この状況では、約定拒否が発生しやすくなります。
特に、ハイローオーストラリアのように人気のあるプラットフォームでは、多くのエントリーが集中しやすく、その結果として約定拒否が生じやすいのは避けられない事実です。
相場の値動きが激しすぎる時
市場の価格変動が大きい時期には、約定拒否が生じる可能性が高まります。ハイローオーストラリアでは、取引を行いたい時に「今すぐ購入」ボタンを押してレートを確定し、その後にエントリーが完了します。
レートを確定する瞬間に市場の価格が急激に変動すると、レートが正確に確定できない場合があります。このように、エントリー時に期待したレートと、実際に確定したレートに大きな差が出た場合にも、約定拒否が発生します。
禁止行為をしている時
ハイローオーストラリアが定める禁止行為をした場合も約定拒否されます。これは当然ですね。
具体的には次のような行為が禁止されています。
- レートの遅延やフロントランニングを狙った取引
- 業者間アービトラージ等の自動売買ソフトの利用の疑いがあると弊社が判断する場合
- クレジットカードの乱用が認められた場合
- 取引額と比べ、入出金額が通常の範疇を超える金額と弊社がみなす場合
- 本人確認書類や公共料金、郵送物等に偽造を施した場合
- 同一人が複数口座を開いたことが確認された場合(両方の口座を解約することがあります)
知らないうちに禁止行為に該当している場合もありますので、一度きちんと確認しておきましょう。
なお、これらの禁止行為が発覚した場合は約定拒否だけでなく口座凍結されます。
00秒エントリーをしている時
レートが更新される瞬間に発生しやすい現象です。具体的には、レートの更新時刻(毎分00秒)にエントリーすると、約定拒否に遭遇する可能性が高まります。このため、秒単位での細かな取引を行う場合には、特にこの問題に直面しやすくなります。
しかし、約定拒否が必ずしも発生するわけではありません。多くのトレーダーは通常の取引で秒単位を気にすることは少ないかもしれませんが、重要な取引を行う際には、レート更新の瞬間である00秒を避けることをお勧めします。
約定拒否対策するためには
ここまでの解説でハイローオーストラリアで約定拒否が起こりやすい状況が分かったと思います。
状況が分かれば回避方法も分かるので解説します。
- 取引が集中するときを避ける
- 相場の値動きが激しいときは取引しない
取引が集中するときを避ける
取引が集中する時期です。例えば、重要な経済指標や、市場がオープン、クローズ間際など取引が集中する時間帯を約定拒否を避けることが可能です。
取引の集中度を正確に知ることは困難ですが、一つの指標として、ローソク足が形成される時に取引が集中する傾向があるという市場の法則があります。この時点を目安にすると良いでしょう。
また、多くのテクニカル指標では、ローソク足が形成されるタイミングでシグナルを発するものがあります。このため、ローソク足が新しく形成される時に取引が集中することを覚えておくと役立ちます。
相場の値動きが激しいときは取引しない
約定拒否が起こりやすい状況としては、レートにズレがあるときというのがあるので、相場の値動きが激しい時に取引をしないのも回避する方法です。
具体的にどうやってレートがズレやすいか見分けるかというと、ローソク足の長さや出来高の多さを見るといいです。
ローソク足が長ったり出来高が多かったりすると約定されないことが多いです。
まとめ
ハイローオーストラリアの約定拒否について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
約定拒否が起きやすいタイミングについて再度おさらいしておきましょう。
- エントリーが集中している時
- 相場の値動きが激しすぎる時
- 禁止行為をしている時
- 00秒エントリーをしている時
上記のタイミングを避けて取引をすれば約定拒否に遭う可能性は低いでしょうが、取引したくなるタイミングでもありますよね。
焦って連打することによって、本来と違うレートでエントリーされる場合もあるので注意しましょう。