取引をする時の分析ではチャート画面を見ているはずです。
世界各国の経済状況や事件・事故などの出来事など様々な要因で値動きをしていますが、大衆心理も反映されています。
投資家心理や群集(集団)心理などと呼ばれることもあります。
バイナリーオプションではこの大衆心理を攻略している人としていない人で、勝率に差がでることが分かっているので勉強はしておくべきです。
今回は大衆心理について詳しく見ていきましょう。
心理学的な感じでしょうか?
そうですね!でもそんなに難しく考えなくても大丈夫ですよ。
- ・バイナリーオプションにおける大衆心理とは
- ・大衆心理を把握する方法と注意点
- ・大衆心理を活かしたエントリー方法
バイナリーオプションにも関係が深い大衆心理とは?
相場にはいくつもの格言があります。
その中のひとつに【相場は悲観の中にうまれ壊疑の中に育つ。楽観の中で成熟し幸福感の中で消えていく】という格言があるのです。
悲観・懐疑・楽観・幸福を繰り返していることを表しています。
このように相場の値動きの形が分かっているのに、バイナリーオプションでは必ず勝つことができないのは大衆心理が理由になっています。
大衆心理とは他の集団の意見に自分の意志が流されることを言います。
集団の中にいる時にまわりの意見や雰囲気に合わせて意思表示をしなかった経験があるのではないでしょうか?
多数派だからいいや!というそれこそが大衆心理!
・まわりに合わせるので考えることをやめてしまう
・理論的、合理的な自己の判断は流される
このようにみんなが同じ意見に揃っていくので、違った意見も言いにくくなってしまうことが多いようです。
特に日本人は大衆心理の影響を強く受けやすい傾向があります。
学校や会社では協調性があると友達や同僚とうまく付き合っていけている・協力できていると評価されるはずです。
そんな日本の傾向から大衆心理に影響を受けやすい人種になったと言われています。
大衆心理とバイナリーオプションの関係
大衆心理とバイナリーオプションの関係はとても簡単です。
チャートを見れば今「売りが強い」または「買いが強い」と判断することができますが、それこそが大衆心理が反映された情報となっています。
トレーダーの心境が反映されているから勢力が強くなったという見方です。
お金のキャンパスでは大衆心理がどのようにチャートに反映されているかを分かりやすく図にまとめてありました。
★ 1.下落局面のリバウンド、つまり「また下がるだろう」という「悲観」のなかでは、すでに潜在的トレンドの形成は始まっており
★ 2.「また下がるかもしれない」という「懐疑」のなかで、①「悲観」の戻り高値を上回り
★ 3.2度目の戻り高値更新で「上昇転換した」いうと「楽観」的な見通しとなり
★ 4.「上昇するしかない」と過度なバイアス(=偏向)が掛かった状態、「幸福」感のうちに天井を形成しています。
サポートラインについては以下の通りです。
まず「底入れしたのかどうか」という「疑心」で相場を見ているうちに、下値を切り上げたことをサポートラインで「確認」し、再度下値を切り上げたことで「これ以上下がらない」つまりサポートラインは下値支持線であると 「確信」し、そしてそれを「過信」した頃には、すでに相場はトレンド転換に向かっています。
人の心理が、「上昇するしかない」そして、「これ以上下がらない」という「ユーフォリア、幸福感」に達した頃には、実際の相場は天井を形成し、トレンド転換に近づいている、ということです。
人間は一定の時間同じ方向に相場が動いていると焦るそうです。
乗り遅れてしまう・損をしてしまうという焦りがある中で、冷静にチャートを分析して利益を出すためにはテクニカル分析が欠かせません。
主に大衆心理を操作するのは誰?
大衆心理には操作することができる人が存在しています。
★個人投資家
★機関投資家
為替相場を動かすほどの動きができるということは莫大な資金を持っている必要があり、主に大衆心理は機関投資家が操作していると言えるのです。
機関投資家が相場を動かすと私達トレーダーが反応します
チャートを見て相場の分析を行っている私達は、基本的に同じように取引をするので機関投資家が動かした相場により速度をつける役目を自然と果たしているのです。
バイナリーオプションで大衆心理を読み取るコツ
大衆心理を読み取るためには法則を知っておく必要があります。
勝ち負けに影響を与えることがある大衆心理の法則を頭にいれておいて、次からのエントリーに活かしてみてください。
プロスペクト理論
1979年に行動経済学者のダニエル・カーネマンさんとエイモス・トベルスキーさんが提唱したのがプロスペクト理論です。
【プロスペクト理論とは】
・人は利益を得る時はリスクを避け、確実な利益を優先する傾向がある
・でも損失が出る時はリスクを知った上で損失を回避する傾向がある
では例として以下の条件であればどちらを選ぶかを考えてみてください。
- A:100%の確率で5,000円が手に入るくじ
- B:80%の確率で6,000円が手に入るくじ
ここでポイントとなるのはAのくじなら絶対に5,000円がもらえますが、Bのくじなら20%のはずれはあっても1,000円多い金額をもらうことができるということです。
ギャンブルが好きな人以外はほとんどの人がAを選ぶ傾向があります
人は両者の条件を比較した時にAの方が確実な利益だと判断しがちですが、期待値を計算してみると予想外の結果が出るので驚くはずです。
A:5,000円×1=5,000円
B:6,000円×0.8+0円×0.2=5,000円
なんと実際はどちらの期待値も同じで全く差はありません。
なのにAの方が選ばれやすいのはプロスペクト理論の【確率・価値】の感じ方の歪みによるもので、強く影響を受けているのです。
確率の歪み | 価値の歪み |
---|---|
・高確率ほど低く見積もる ・低確率ほど高く見積もる |
・特をした喜び<損をした悲しみ ・損失が及ぼす影響は利得の2.25倍 ・金額の大きさに感情は比例しない |
手術の成功率や連続で商品が当たったときなど、日常生活の中でプロスペクト理論に当てはまる感情に遭遇するシーンはたくさんあります。
バイナリーオプションでも同じです。
ここで転売する人が多い・ここで負けを取り返そうとする人が多いなど、相場の動きを見て大衆心理を予想することができます。
サンクコスト効果とコンコルド効果
バイナリーオプションでメンタルに強く影響を与えると言われているのがコンコルド効果です。
今までの間に使ってきたお金や時間がすべてムダになってしまうことが嫌だと感じ、やめたいのにやめられない状態のことを意味しています。
スマホやPCゲームの課金でよく見られる状況です。
投資では「予想が外れそうな相場だけど今まで使った資金を取り返してムダにしたくないから」とエントリーしたというケースが多発しています。
これがコンコルド効果です。
でも今までに使った資金や時間がムダだからと勝てる根拠もないのに取引を続けることは、さらなる損失拡大の可能性があるのでサンクコストは無視すべきと言われています。
【サンクコストとは】
埋没費用とも言われていて、何をしたとしても回収することができない費用のこと。
個人の投資家だけではなく企業もサンクコストを継続または中止の判断材料として使い、基本的に無視するというスタンスで対応しているのです。
今までの損失をムダにしたくないと思って取引がやめられないのはコンコルド効果だったんですね!
その通り。サンクコストとして考えた方が気持ちを切り替えて次の取引に望めるのにもったいないです。
ダウ理論
ダウ理論は知っている人も多いはずです。
19世紀の後半にアメリカの証券アナリストであるチャールズ・ダウさんが考案した理論で、バイナリーオプションに限らずFXなどでも使われています。
【6つの基本法則】
(1)平均はすべての事象を織り込む
(2)トレンドには3種類ある
(3)主要トレンドは3段階からなる
(4)平均は相互に確認されなければならない
(5)トレンドは出来高でも確認されなければならない
(6)トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する「上昇トレンドも下落トレンドも継続する」という考え方がベースになっており、現在でもテクニカル分析のバイブル的理論とされています。
参考サイト:大和証券
投資家が基本中の基本として重要視しているのがこのダウ理論で、世界中の投資家心理が反映されると言っても過言ではありません。
過去チャートを見るとダウ理論に沿っていることも多いです。
バイナリーオプションで投資家心理をマスターしたいのであれば、ダウ理論は1番に身につけておきたい知識となっています。
テクニカル分析の基本理論がダウ理論なんです。
だから大衆心理が現れやすいんですね!
認知的不協和
あまり聞き慣れない言葉ですが認知的不協和音理論というものもあります。
【認知的不協和音とは】
自分の考えと行動に矛盾が生じた時に感じる不安をかき消すために、考えを変えて行動を正当化しようとすること。
頭の中に2つの矛盾する認知があると、人はどちらかを否定したり過剰に肯定したりする傾向があるのです。
例えばタバコは体に悪いと喫煙者は分かっていても吸ってしまいます。
ここで認知的不協和音が発生しているのですが解消するために、タバコと発がん性は関係はないと思い込もうとする人が多いです。
父親はヘビースモーカーでもガンにならなかったからなどと言う人もいます。
最初に矛盾が生じることで心情が不協和状態となり、状態を解消するために行動を起こすというプロセスです。
このように人は自分にとって都合のいいように解釈する傾向があるので、バイナリーオプションでもミスや間違いを認められない人も多くいます。
相場の状況にもよっては認知的不協和音による影響が大きくでることもあるので要注意です。
アンカリング効果
またまた聞き慣れない心理学用語が飛び出してきました。
FXやバイナリーオプションなどの投資よりも、マーケティングや営業の部門で広く知られているのがアンカリング効果です。
【アンカリング効果とは】
1番最初に見た価格や数値などの情報がその後の意思決定に大きな影響を与えること。
イカリで船を固定することを参考に名付けられている。
アンカリング効果が取引に与える影響については以下で開設されています。
多くのトレーダーが過去の値動きに囚われすぎていて、アンカリング効果によって同じ動きをすることが予想されるシーンがあるのです。
そこを読み取っていけば大衆心理による値動きが予想できます。
日常生活の中でも影響を受ける心理なので、バイナリーオプションの知識として勉強しておいて損はないです。
勉強のためにネットショップなどを見ているとやりすぎなアンカリングに気づくはずです
摘発された事例もありますよね
ヒューリスティック
最後にご紹介するのがヒューリスティックです。
発見的手法という意味を持ち、「絶対的に正しい答えではないものの先入観・経験などによって直感的にある程度近い答えを得る」ことができる思考法となっています。
ヒューリスティックには種類があります。
① 代表性ヒューリスティック
代表的、典型的なイメージ(ステレオタイプ)を過大に評価する。
例)外国人(のような見た目)だから英語が話せる、経営者はいいスーツを着ている② 利用可能性ヒューリスティック
自分の見聞きしたことや口コミ、衝撃的な出来事など、想起しやすい情報から確率や程度を判断して評価する。
例)車より飛行機の方が事故の起きる確率が高いと考える(実際には車の方が多い)③ 係留(アンカリング)と調整ヒューリスティック
最初に与えられた情報(アンカー)を基準として物事を評価する。
例)初めから500円と聞くより、「1000円の商品が今なら50%オフ」と聞く方が、同じ商品でも得だと感じる④ シミュレーション・ヒューリスティック
経験や先入観から「架空のシナリオ」を考え、結果を推定する。
例)過去のスピーチの失敗経験から「明日もまた失敗するだろう」と考える参考URL:indource
バイナリーオプションで情報を無意識に機械的・固定的に処理するのは致命的です。
私達は空が曇ってきたら雨が降るかもしれないと判断しますが、必ずしも降るとは限らず曇りの天気のままの可能性だってあります。
過去の経験から瞬時に判断する、これがヒューリスティックです。
でもバイナリーオプションでも同じくこの動きになったから今回も同じ動きだろうと決まっている訳ではありません。
これは私も心当たりがたくさん浮かびます。
日常生活でも知らず知らず出ていますよね。バイナリーオプションでは致命的になることもあるので気をつけて下さい。
大衆心理の注意したい3つのポイント
たくさんの大衆心理の法則がありました。
取引をする時にかなり役には立つのですが損失につながってしまう可能性もあるので、以下の3つの注意点を抑えておいてください。
精神力も必要である
精神力を強化することで否定できるものもあります。
・プロスペクト理論
・サンクコスト効果
・コンコルド効果
厳しすぎるルールを作りすぎると逆効果なので、簡単なバイナリーオプション取引のマイルールを作ることをおすすめします。
損失を抑えるための対策です。
ありがちな人間の心理なので対処することができないように感じますが、メンタル強化で影響を回避することはできます。
流れが変わることもある
ほとんどのトレーダーがチャートを見て「この方向に進むだろう」と予想する相場でも、機関投資家によって流れが変わることもあります。
逆方向へエントリーされてしまうからです。
大衆心理やテクニカル分析で予想をたてた後でも、常に反転の可能性は頭にいれておきましょう。
かなりいい感じのチャートだったとしても、機関投資家の大きな影響力で反対方向へ進むことは少なくありません。
ダマシもある
機関投資は大衆心理操作のためにヒゲを狙っています。
トレンド転換のサインと見なされるヒゲで操作をするので、ダマシはヒゲに出現することが多くなっているのです。
相場を動かそうとした一定の勢力のせいである可能性もあります。
もしヒゲが出現したら様子を見ながらどうすべきなのかを考えたうえで、根拠のあるエントリーをすることが勝つための秘訣です。
大衆心理を活かしたエントリー方法
バイナリーオプションでは大衆心理を活かしたエントリーができます。
ダマシに気をつけながらテクニカル分析と一緒に大衆心理も加えることで、うまく相場の流れを掴んで取引をしましょう。
ローソク足・チャート・理論に着目してみよう
1つずつチェックしていきますよ!
①ローソク足から大衆心理を読み取る
基本的にヒゲと陽線・陰線に注目して大衆心理を読んでいきます。
ピンバーなどの長いヒゲは売りや買いの勢力の強さを表しているので、大衆心理ではもう上がらないかも・もう下がらないかもと判断するのです。
上昇や下降のサインを読み取る手助けになるでしょう。
youtubeにローソク足から大衆心理を読む方法について詳しく解説してある動画があったのでご紹介しておきます。
以上のようにローソク足の1本1本にしっかりと大衆心理が現れているのですが、最初は読み取るのが難しいと感じるはずです。
でも回数を重ねるうちに慣れていくのでご安心ください。
②チャートパターンから大衆心理を読み取る
チャートパターンにはトレーダーの心理が凝縮されています。
世界中にある為替市場で今まで何度となく繰り返されてきた取引で、トレーダーが残した形跡がチャートパターンとして存在しているのです。
特に参考にできるチャートパターンをご紹介します。
- ◆トリプルトップ・トリプルボトム
- ◆ダブルトップ・ダブルボトム
- ◆ソーサー
- ◆トライアングル
- ◆ウェッジ
- ◆フラッグ
- ◆ペナント
タブルトップやダブルボトムは頻繁に出現します。
トリプルも考え方は同じなのですが、チャートパターンが形成される時の判断がなかなか難しいので読み取るコツを抑えておいてください。
詳細は以下で解説しています。
③理論を活用して大衆心理を読み取る
少しご紹介したダウ理論が代表的です。
バイナリーオプションだけじゃなくFXなどでも使われていて、6つの基本原則から成り立っている理論です。
①平均はすべての事象を織り込む
政府が発表する経済統計や企業の業績・更には自然災害の様な予測不可能な事象に至るまで、需給に関するあらゆる事象は全て市場価格に織り込まれる。市場価格はあらゆるファンダメンタル(材料)の反映であるという考えであり、その意味で効率的市場仮説の主張に基づいた考えとも言える。②トレンドには3種類ある
ダウ理論では、価格変動の分析において市場動向(トレンド)を重視する。そのトレンドを以下の3つに分類している。
主要トレンド:1年~数年のサイクル。
二次トレンド:3週間~3ヶ月のサイクル。
小トレンド :3週間未満のサイクル。
これらのトレンドは互いに独立しているのではなく、二次トレンドは主要トレンドの調整局面であり、小トレンドは二次トレンドの調整局面として捉えられる。③主要トレンドは3段階からなる
また、主要トレンドは買い手の動向によって3つの段階からなるとしている。
先行期 :市場価格が下落し全ての悪材料は織り込み済みと判断した少数の投資家が、いわゆる”底値買い”をする時期。価格は、下落しているか底値圏で上下している。
追随期 :市場価格の上昇を見て追随者が買いを入れる時期。価格は、上昇局面にある。
利食い期:価格が充分に上昇したところを見て、先行期に買いを入れた投資家が売りに出て利益を確定する時期。価格は既にその前から上昇局面にあるものの、その上昇する値幅は小さくなっている。
④平均は相互に確認されなければならない
複数の平均的指標が存在する場合、その両者に同じシグナルが見られないなら明らかにトレンドとして捉えることは出来ないと考える。もっともシグナルが同時期に出現する必要はないものの、直近においてシグナルが発生していればトレンドとして捉えるべきであり、且つ可能な限り同時期に近ければ確定的としている。
ダウが活躍した時代のアメリカでは、工業生産が盛んになると共に製品を輸送するための鉄道が整備された時期であった。工業生産の好調・不振は即座に鉄道業の経営に影響したことから、ダウが創刊した『ウォールストリート・ジャーナル』ではダウ・ジョーンズ工業平均株価と運輸株平均をチャート形式で掲載している。⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない
市場の終値の変動をダウは重視するが、同様にトレンド発生の確認手段として出来高の推移も重視する。
例えば上昇局面においては値上がり時に出来高が増加し値下がり時には出来高が減少、下降局面においては逆になる。主要トレンドに従って取引する投資家が多数派であり、二次トレンドや小トレンドで利益を得ようとする投資家は少数派であると考え、それが出来高の多少に反映するとする。
⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
現在の市場で発現しているトレンドは、明確にトレンドの転換シグナルが現れるまで継続し続けるとする。トレンドに従った売買によって多くの投資家は利益を得るのであり、トレンドに逆らった売買で利益を得るのは難しい。
難しい言葉が多いですが要するに値動きにはクセがあるという内容です。
特に⑥の「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」についての理論は、バイナリーオプションではかなり重要です。
ただFXにはぴったりですがバイナリーオプションでは若干ニュアンスが違う部分もあります。
テクニカル指標をメインに考えることは必須ですね。
バイナリーオプションの大衆心理のまとめ
大衆心理は専門的な知識が多くちょっと難しかったかもしれません。
簡単に言うと【自分の意見が多数派意見に流される】ことで、基本的に多数派の意見の方に誤りがあることが多いです。
より精度の高い分析で取引をしたい人は統計学トレードも学んでみましょう。
テクニカル分析+大衆心理+統計学の3方向から攻略することで、バイナリーオプションの勝率アップを狙うことができます。