バイナリーオプションをエンベロープで攻略する方法!他のインジケーターとの組み合わせが必須

エンベロープの使い方や相性などを攻略

MT4やMT5などでテクニカル分析をする時、インジケーター選びに悩む人は多いです。

代表的な物から自分に合った物を選べば簡単ですが、それぞれのインジケーターの特徴やメリット・デメリットを知っておくと使いこなすことができるようになりとても有利になります。

今回ご紹介するのはエンベロープ

バイナリーオプションの分析方法でもよく紹介されているので、特徴や使い方・組み合わせなどを覚えて知識として吸収しておいてください。

私はまだ使ったことがないです。
これから活用できるかもしれないので、ここでしっかり勉強していきましょう!

【あなたは正しいバイナリーオプションの攻略法を使っていますか?】
最適なバイナリーオプション攻略法に迷っている方は、当サイトの「バイナリーオプションの攻略手法総まとめ!勝ちたいなら要チェック!」を参考にしてください。実際に活用できる攻略法をまとめていますので試す価値ありです。

どんなインジケーターなのか?

エンベロープとは

移動平均乖離バンドとも呼ばれているインジケーターです。

バイナリーオプションを始めたばかりの初心者トレーダーや、こだわったテクニカル分析をしていない人はあまり聞かないインジケーターかもしれません。

慣れたトレーダーならエンベロープは知っている人が多いです。

わざわざ自分でダウンロードしなくても、MT4やMT5に標準完備されているインジケーターなのですぐに使えるようになっています。

エンベロープとは

移動平均線を基準にして、上下に一定幅で乖離させた線を表示させるインジケーター。

移動平均線からどれだけ乖離しているかを見ることで、買われすぎ・売られ過ぎを読み取ることができるようになっている。

バイナリーオプションだけでなく、FXでも使われているインジケーターです。

移動平均線から一定の割合で乖離をさせているだけなので、移動平均線と同じ動きをしていくのが大きな特徴となっています。

例としてUSD/JPYのチャートにエンベロープを表示させてみました。

紫の線が移動平均線で、挟むように上下に表示されているのがエンベロープです。

エンベロープのチャートの例

移動平均線から乖離しているのは一目瞭然です。

グランビルの法則の中に移動平均線から大きく乖離した価格はいつか移動平均線へ戻っていくという一文があります。

その時の相場の状況から、乖離率がどの程度になると反発が起こるか予測を立てるのです。

このように乖離から買われすぎや売られ過ぎを判断するので、バイナリーオプションでは逆張りで使うことが多くなっています。

逆張りってバイナリーオプションではあまり推奨されていませんよね?
そうなんです。だからあまり始めたばかりの初心者にはおすすめはできません。

バイナリーオプションで使う時の注意点

エンベロープをバイナリーオプションで使う時は以下の注意が必要です。

きちんと使い方を理解しないままに取り入れてしまうと、間違った分析でエントリーをしてしまい勝率を落とすことになりかねません。

注意点
  • 逆張りで使う
  • レンジ相場で使う
  • 単独では使えない
  • 時間帯に気をつける

もしトレンド相場で使ったとするとチャートがエンベロープをいとも簡単に突き抜けてしまうので、戻ってくるタイミングの予想が難しいです。

ということはレンジ相場で使わなければ効力を発揮しません。

レンジ相場になりやすい時間帯
  • 東京時間:9:00~15:00
  • オセアニア時間:4:00~15:00

4:00~15:00の間が取引の狙い目ですね!

16:00の欧州時間に入ると参加者が増えトレンドが形成されやすくなります。

特に21:00~6:00のニューヨーク時間と被っている間の時間は、参加者が最も多くなるので1日の中でも1番トレンドが形成されやすいです。

エンベロープが有効になる時間帯・相場を確認して使ってください。

また、単独でテクニカル分析をするには根拠が弱いので移動平均線は当然ですが、他にもインジケーターを組み合わせて分析を行うことをおすすめしています。

組み合わせについては後で解説しますね!

チャートにエンベロープを表示させる方法

今回はMT4の画面を使ってエンベロープをチャートに表示させる方法を解説します。

方法はとても簡単です。

MT4を開いたら他のインジケーター同様に、ページの上部にあるインジケーターからエンベロープを選べば完了します。

エンベロープの表示方法

「挿入→インディケータ→トレンド→Envelopes」の順番です。

まだ表示させていない人は、2つ下にある移動平均線もチャート上に出してエンベロープと並べておいてください。

線の太さや色で見分けやすくしておきましょう。

バイナリーオプションは短期取引がほとんどです。

エンベロープのパラメーターの設定をする時は、期間・偏差の数字を入力しますが状況に応じて変わるので自己判断になります。

パラメーターの設定

設定数値を断言することはできませんが、一般的には「期間20・偏差0.30」で使われることが多いので参考にしてみてください。

使用しているトレーダーの例をあげると、「期間15・偏差0.05」という設定もあります。

一般的な設定数値とはかけ離れていますが、この設定にしておくと1分足と5分足のチャートに対応できるようになるようです。

他にも通貨ペアごとに偏差を変える方法もありました。

通貨ペアごとの設定数値
  • USD/JPY 0.05%
  • GBP/JPY 0.1%
  • AUD/JPY 0.09%
  • AUD/USD 0.08%
  • EUR/JPY 0.1%
  • EUR/USD 0.07%

このように自分なりのエンベロープ攻略法を作ってみてもいいかもしれません。

ただ、偏差はテクニカル分析の精度に大きな影響を与える重要な設定なので、いきなりリアル取引で試さずデモで実証してみることをおすすめします。

状況に応じてと言われても、偏差の数値はどうやって決めたらいいのか分かりません。
直近の値動きを見て上限・下限ラインが反転ポイントになっている状態に調節するといいですよ!

バイナリーオプションでエンベロープを使う時の見方

チャートに表示ができたら次は見方を覚えます。

ボリンジャーバンドでテクニカル分析をしたことがある人は見方が似ているので、すぐに飲み込めるはずです。

レンジ相場であることを確認したら、あとは上限・下限にタッチするポイントがくるのを待ってエントリーのタイミングをはかります。

エンベロープの見方

エントリーポイントの判断は以下の通りです。

エントリーポイント
  • High:下限にローソク足が触れ売りが強いと判断できる
  • Low:上限にローソク足が触れ買いが強いと判断できる

エンベロープの外にローソク足が飛び出してしまった時は、その時点から相場の動きが急激になる可能性もあり要注意です。

エントリーしても直後に逆行なんてこともあります。

ヒゲによるダマシが起こりやすくなっているので、できればヒゲの長さを通常より長めにとり騙し回避の対策をしてください。

エンベロープのダマシ

他にもエンベロープは乖離幅の設定が低ければ低いほどダマシが起こりやすいです。

しっかりと使い方を理解してテクニカル分析を行えば、きちんとダマシは回避できるので何度も練習をして実力がついてからリアルトレードに進んでください。

相性のいいインジケーターの組み合わせ

上限・下限に触れるかどうかで相場の買われすぎ・売られ過ぎを読み取ることができるので、オシレーター系のインジケーターととても相性がいいです。

では組み合わせてどのように使うのか見ていきましょう!

エンベロープとRSI

まず最初に紹介するのはRSIです。

「エンベロープ」に加えて「移動平均線」「RSI」の合計3つのインジケーターがチャート上に表示されている状態になります。

設定は以下の通りです。

設定
  • エンベロープ:期間15・偏差0.05
  • 移動平均線:期間20
  • RSI:期間13・70・30

分析方法もシンプルで、上限または下限に触れた時にRSIが70%または30%になっているかどうかを確認すればいいのです。

エンベロープとRSIの見方

エントリーは逆張りで行うので、バイナリーオプションでは短期取引よりも中期取引で活用することをおすすめする組み合わせになっています。

条件がどちらもクリアになっていることがエントリーの必須条件です。

上抜け・下抜けしただけでRSIが触れていない時はエントリーしません。

反対にRSIが触れていても、上抜け・下抜けがなければエントリーしないことになります。

上記のチャートでも分かるように条件が揃ったら反発するはずです。

ただ、条件が揃うことは頻繁に起こることではありません。

それでも勝率を高めることができる方法ではあるので、試してみて損はないはずです!

エンベロープとストキャスティクス

ストキャスティクスもオシレーター系から表示させることができます。

「挿入→インディケータ→オシレーター→Stochastic Oscillator」の手順で、設定は以下の通りに行ってください。

設定
  • +%K期間:14
  • +%D期間:3
  • スローイング:3

表示ができたらエンベロープとストキャスティクスの動きをみて、テクニカル分析を行っていきます。

ストキャスティクスとエンベロープ

レンジ相場であることを見たら、確認すべき2つの条件がこちらです。

確認すべき条件
  • エンベロープにローソク足が触れている
  • ストキャスティクスがゴールデンクロス・デットクロスである

RSI同様に逆張りで取引をするので、短期取引には向いていません。

中期取引や長期取引で活用することと、エントリーチャンスはそこまで多くないことも同じなので頭にいれておいてください。

また、条件はどちらも揃うことが前提となっています。

エンベロープにローソク足が触れただけ、ストキャスティクスでゴールデンクロスやデットクロスが確認できただけでエントリーをしてはいけません。

ボリンジャーバンドはエンベロープの代わりになる?

エンベロープとボリンジャーバンドは違う

バイナリーオプションではエンベロープよりもボリンジャーバンドを使ったことがあるという人が多いはずです。

似ているから代わりになる?と思う人も多いですが違いますよ!

エンベロープ ・静的バンド
・バンド幅に変化がない
ボリンジャーバンド ・動的バンド
・バンド幅が変化する

チャートごとに設定を変更する必要があり、初心者が使うには少し難易度が高いインジケーターです。

ただ、パッと見て分析の判断が行いやすいメリットもあります。

ボリンジャーバンドはチャートごとに設定を変更する必要がなく、初心者でも使いやすいインジケーターです。

ただ、分析は慣れるまで大変かもしれません。

似てはいるのですがインジケーターの特徴自体がちがうので、代わりに使うというのは無理です。

別物と考えて活用しなければいけませんね!

エンベロープについてのおさらい

最後にバイナリーオプションでエンベロープを使う前に、インジケーターの特徴などをおさらいしておきましょう。

エンベロープとは 移動平均線を基準に一定の割合で乖離させた指標
特徴 ・バンド幅が変わらない
・買われすぎや売られすぎが分かる
計算式 ・UPPER BAND=MA(CLOSE,y)×(1+K/1000)
・LOWER BAND=MA(CLOSE,y)×(1–K/1000)
無効な相場 ・トレンド相場
・荒れている相場
・極端に動きがない相場
活用方法 RSIやストキャスティクスを使った逆張り
取引期間 短期には向かず中長期向け

レンジ相場になりやすいオセアニア時間や東京時間をメインに取引をしている人には、活用できるインジケーターかもしれません。

ただ、あまりバイナリーオプションで逆張りは推奨していないので微妙なところです。

せっかくの短期取引ができる投資だという点も、エンベロープを使うことで有効活用できなくなるデメリットもあります。

一度、デモで試しながらメリット・デメリットを確認してみてください。

確認した結果、テクニカル分析に取り入れてみたいと思ったのであれば、自分なりの設定で活用していくといいと思います!

バイナリーオプションのエンベロープについてのまとめ

エンベロープについての詳細をご紹介しました。

まったく使えないインジケーターではありませんが、逆張りであることや中期取引以上になることから分析よりも転換点の確認に使うなどの方がいいかもしれません。

ただ、組み合わせるインジケーターによっては強い根拠を持つこともあります。

youtubeではエンベロープと組み合わせるインジケーターの紹介や攻略法が紹介されているので、参考にするのもひとつの方法です。

 

人によって設定する数値や組み合わせるインジケーターが違いますが、基本的にRSIやストキャスティクスが多い傾向があります。

まずはデモでどんな結果になるのかを確認してエンベロープを活用しましょう!

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