- 仮想通貨の概要
- バイナリーで取引できる仮想通貨
- 仮想バイナリーの攻略法
バイナリーオプションでも仮想通貨取引は可能です。
一時的にブームになったものの、しばらくすると熱が落ち着いた仮想通貨ですが、最近では大きな値動きで話題になるなど人気を取り戻しています。
そんな仮想通貨ですが、バイナリーオプションならどこでも取引ができる訳ではありません。
興味を持っている人が増えているので、仮想通貨対応のバイナリーオプション業者・土日の取引スケジュール・銘柄などの詳細情報をご紹介します。
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当サイトでは、バイナリーオプション業者を様々な項目で比較し、最もおすすめできる業者をランク付けした記事もご用意しています。気になる方は「バイナリーオプション会社おすすめランキング」を参考にしてみてください。
仮想通貨とは?
最初に仮想通貨について簡単に説明しておきます。
仮想通貨とは、インターネットを通じて不特定多数の間で物品やサービスの対価に使用でき、中央銀行などの公的な発行主体や管理者が存在せず専門の取引所を介して円やドル・ユーロ・人民元などの通貨と交換できます。仮想通貨の種類は 1,500 種類以上あるといわれています。
各国の通貨のように価値が決められている法定通貨ではなく、価値が決められていない電子データが仮想通貨です。
例えば、ゲーム内で使う通貨を想像してみてください。
現実世界に形として存在している訳ではなく、ゲーム内でアイテムや装備を買うためだけに存在している通貨になっています。
仮想通貨も対応しているところでのみ使用が可能です。
2017年4月に「改正資金決済法」によって、仮想通貨は以下のように定義されています。
資金決済に関する法律 第2条 5
一 物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
二 不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことができる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
また、仮想通貨がバイナリーオプションだけじゃなくFXなどの投資でも注目されているのは、ボラティリティの高さに理由があります。
バイナリーオプションで取引されている仮想通貨
取引ができる仮想通貨については、バイナリーオプション業者によって取り扱いが違うので事前に確認しておく必要があります。
少ない業者もあれば豊富に取引ができる業者もあるのです。
基本的にバイナリーオプションで取引をすることができる仮想通貨を6種類、特徴と一緒にご紹介します。
Bitcoin(ビットコイン)
仮想通貨で1番メジャーなのがビットコインです。
2008年に登場した世界初のデジタル通貨化された仮想通貨で、認知度も高く世界中に多くの保有者が存在しています。
ビットコインの発行の上限は約2100万枚です。
ビットコインの概要情報 | |
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正式名称 | Bitcoin |
シンボル | BTC |
最大発行枚数 | 21,000,000枚 |
時価総額 | ¥43,419,098,000,671(2022年11月時点) |
価格 | ¥2,254,040.75(2022年11月時点) |
ランキング | 1位 |
需要が高まるにつれて取引速度が落ちたり手数料が高くなるなどのデメリットが発生したため、2017年にハードフォークを実行しビットコインキャッシュが誕生しています。
世界各国にトレーダーがいるので相場が比較的安定しているのも特徴のひとつです。
バイナリーオプションで取引をするときは、トレンド相場を狙ってエントリーをするトレーダーが多くなっています。
Ethereum(イーサリアム)
イーサリアムは、2021年1月に最高値を更新したことで期待が集まっている仮想通貨です。
ビットコインに次ぐ2位の時価総額を誇っていますが、今後は「乱高下する」「順調に上がる」「暴落する」など、様々な予想が立てられています。
イーサリアムの概要情報 | |
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正式名称 | Ethereum |
シンボル | ETH |
取引所 | 450 |
最大発行枚数 | 102,312,743枚 |
時価総額 | ¥19,228,830,270,714(2022年11月時点) |
価格 | ¥157,216.74(2022年11月時点) |
ランキング | 2位(2022年11月時点) |
Litecoin(ライトコイン)
元Googleの社員だったCharlie Leeさんが公開したアルトコインで、ビットコインよりも処理速度が早く手数料も安い特徴があります。
ライトコインの概要情報 | |
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正式名称 | Litecoin |
シンボル | LTC |
最大発行枚数 | 84,000,000枚 |
時価総額 | ¥630,504,889,962(2022年11月時点) |
価格 | ¥8,799.48(2022年11月時点) |
ランキング | 15位(2022年11月時点) |
発行上限が8400万枚なので、希少なビットコインが金と言われているのに対してライトコインは銀と言われています。
また、最初は取引速度が早すぎて相場が安定していませんでした。
ただ、最近ではライトコインの取引量が増えたことで比較的安定していることも多くなってきています。
Lipple(リップル)
2012年に発行がスタートしたリップルは、ビットコイン・イーサリアムと並んで知名度の高い仮想通貨です。
カナダのプログラマーRyan FuggerさんとJed McCalebさんの共同開発で誕生しました。
リップルの概要情報 | |
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正式名称 | Ripple |
シンボル | XRP |
最大発行枚数 | 100,000,000,000枚 |
時価総額 | ¥2,489,171,476,062(2022年11月時点) |
価格 | ¥49.48(2022年11月時点) |
ランキング | 7位(2022年11月時点) |
発行上限は1000億枚で既にすべて発行済み、その多くを創業者やリップル社で保有しているので全部が市場に出ていないという特徴があります。
リップルは取引量が多く相場は安定している傾向があり、ボラティリティは高くないです。
Zcash(ジーキャッシュ)
イスラエルの大学教授Eli Ben-Sassonさん、ジョンズホプキンス大学教授Alessandoro Chiesaさんなどの有名な人が開発に関わって誕生した仮想通貨です。
すべての情報がオープンなビットコインの弱点解消のために生まれました。
ジーキャッシュはゼロ知識証明技術を使いプライバシーを守ることで、情報を隠して匿名性を高めることに成功しています。
ジーキャッシュの概要情報 | |
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正式名称 | Zcash |
シンボル | ZEC |
最大発行枚数 | 21,000,000枚 |
時価総額 | ¥82,812,794,879(2022年11月時点) |
価格 | ¥5,258.92(2022年11月時点) |
ランキング | 62位(2022年11月時点) |
発行上限は約2100万枚でビットコインと同じです。
ただ、透明性が高すぎて取引量はそこまで多くないので、相場は不安定でボラティリティが高い仮想通貨になっています。
DASH(ダッシュ)
ダークコイン改、ダッシュコインとして現在は取引が行われています。
匿名通貨で、支払い速度もおよそ1秒と瞬速のため、小売店を中心にダッシュを決済ソリューションとして導入するところが多くなっているのです。
ダッシュコインの概要情報 | |
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正式名称 | DASH |
シンボル | DASH |
最大発行枚数 | 22,000,000枚 |
時価総額 | ¥52,751,028,074(2022年11月時点) |
価格 | ¥4,790.27(2022年11月時点) |
ランキング | 78位(2022年11月時点) |
支払い速度は仮想通貨の中でもトップを誇ります。
評判は悪くないうえに最近では取引をする人も多くなってきているのですが、それでもボラティリティは高い仮想通貨です。
国内バイナリーオプション業者の仮想通貨
残念なことに国内バイナリーオプション業者では、仮想通貨の取引はできません。
バイナリーオプションの規制強化されたことからも分かるように、日本は色々と厳しくなっているので仮想通貨の取引も登録が必要です。
暗号資産に関連する事業を行うみなさまへ
※資金決済法の改正(令和2年5月1日施行)により、法令上、「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されます。
平成29年4月1日から、「暗号資産」に関する新しい制度が開始され、国内で暗号資産と法定通貨との交換サービスを行うには、暗号資産交換業の登録が必要となりました。
バイナリーオプション業者が仮想通貨の取引に対応するためには、以下の金融庁の定める事項をすべて提出し登録をしなければいけません。
現在は金融庁に登録をしているのは、ビットフライヤーやGMOコインなどでバイナリーオプション業者はありません。
海外バイナリーオプション業者の仮想通貨
反対に海外バイナリーオプション業者なら、仮想通貨の取引ができます。
「日本の金融庁に登録をしないといけないのでは?」と疑問に思った人もいるかもしれませんが、ライセンスと同じで海外業者には日本の法律は適応されません。
よって登録なしでも仮想通貨取引の提供はできるのです。
仮想通貨の取引ができる海外バイナリーオプション業者で、安全性が高くおすすめできる業者は以下の4社です。
- ハイローオーストラリア
- ザオプション
- ファイブスターズマーケッツ
- ゼントレーダー
ハイローオーストラリア
日本人のバイナリーオプショントレーダーのほとんどが利用しているのが、業界トップのハイローオーストラリアです。
2種類の取引方法で4種類の仮想通貨が取引できます。
2021年5月17日からターボ・ターボスプレッドでも仮想通貨の取引が可能になりました。
概要情報 | |
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取引の種類 | HighLow HighLowスプレッド Turbo Turboスプレッド |
通貨の種類 | ビットコイン イーサリアム リップル ライトコイン |
取引時間 | 1日(※AM7:00~翌6:00) |
以前はビットコインキャッシュの取引もできたのですが、現在はサービスが停止されているので取引ができません。
ハイローオーストラリアは他の仮想通貨に対応するバイナリーオプション業者よりもペイアウト率が高くなっているのでおすすめです。
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関連記事ハイローオーストラリアの評判・評価・口コミ総まとめ|人気No.1の実態とは?
ザオプション
ザオプションでも仮想通貨の取引はできますが、ハイローオーストラリアほど充実はしていないのでメインとしては物足りないかもしれません。
取引はHIGH/LOWのみ・ビットコインのみです。
概要情報 | |
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取引の種類 | HIGH/LOW |
種類 | ビットコイン |
取引時間 | 1日(AM7:00~翌6:00) |
取引の条件はハイローオーストラリアとそう変わらないのですが、ビットコインにしか対応していないのでサブ的に利用されることが多くなっています。
関連記事ザオプション(theoption)とは?評判・口コミを総まとめ
ファイブスターマーケッツ
ファイブスターマーケッツはバイナリーオプション業者の中でも、豊富な銘柄に対応していることで有名になっています。
ただ、仮想通貨を取引するなら他の業者がおすすめです。
というのも、ファイブスターマーケッツではペイアウト率が固定ではなく変動制になっているので、かなり低くなってしまいます。
概要情報 | |
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取引の種類 | ハイ/ロー |
種類 | ビットコイン イーサリアム リップル ライトコイン BTC/EUR ETH/BTC ETH/EUR XRP/EUR DASH EOS CGCX |
取引時間 | シームレス |
変動制になっているペイアウト率は、大体1.50倍~1.60倍で推移しています。
ハイローオーストラリアやザオプションと比較するとかなり低いペイアウト率なので、メインでもサブでもなく土日だけという使い方がおすすめです。
ファイブスターマーケッツの判定レート配信元は記載されていません。
関連記事ファイブスターズマーケッツの評判まとめ|悪い口コミの真相とは?
ゼントレーダー(zentrader)
2018年サービス開始の比較的新しいバイナリーオプション業者です。
仮想通貨の取引ができるのですが、ハイローオーストラリアやザオプションに並ぶ人気を誇ります。
概要情報 | |
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取引の種類 | ハイ/ロー |
種類 | ビットコイン イーサリアム ライトコイン BTC/USD BTC/JPY BTC/EUR ETH/USD LTC/USD |
取引時間 | 15分取引 – 15分毎(1日24時間) 30分取引 – 30分毎(1日24時間) 1時間取引 – 1時間毎(1日24時間) 2時間取引 – 1時間毎(1日24時間) 4時間取引 – 1時間毎(1日24時間) |
ゼントレーダーはすごくシンプルな取引画面で分かりやすいのが特徴です。
ただ入出金に時間がかかる・ログインできない・電話がかかってくるなど、よくない噂もあるので自己判断での利用となります。
関連記事ゼントレーダーの評判!トレーダーの本音から安全性や信頼性を調査
バイナリーオプションの仮想通貨は土日も取引できる?
先ほどの4社のうち、ハイローオーストラリア・ザオプション・ゼントレーダーは土日は休業日なので取引ができません。
ただし、ファイブスターマーケッツだけは土日の取引が可能です。
詳しくは以下の通り。
- ビットコイン
- イーサリアム
- ライトコイン
- リップル
【補足】
実際は5種類の仮想通貨の取引ができるのですが、DASHに関しては極端に時間が短いので今回は対象外としています。
先ほどもご紹介した主要な通貨の取引は問題なくできます。
さらに、判定時間は23時間(1日)ではなく、最短で2分からの取引ができるので短時間取引もできてしまうのは大きなメリットです。
2社を併用するのがベスト
土日にもバイナリーオプションで仮想通貨の取引がしたいなら、ハイローオーストラリアとファイブスターマーケッツの併用が最善の方法です。
平日 | ハイローオーストラリア |
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土日 | ファイブスターマーケッツ |
ハイローオーストラリアでは引き分けの場合は負けになりますが、ファイブスターマーケッツでは払い戻しになるので損失になりません。
うまく2社を使い分けて仮想通貨の取引をしてみてください。
仮想通貨バイナリーオプションの攻略法
バイナリーオプションで仮想通貨の取引をする時、選んだ通貨によってはボラティリティが高いものもあるのでうまく攻略をする必要があります。
まずは以下の3点に注意して取引をしてみてください。
逆張りよりも順張りを使う
バイナリーオプションで仮想通貨を攻略するには、まずは順張りを使います。
例えば、急激に上がったり下がったり乱高下をしているイメージが強いビットコインですが、長期チャートを見ると「トレンドに素直」であることが分かるはずです。
参考画像:bitFlyer
一般的に投資は相場の動きと投資家心理を読んで取引をしますが、仮想通貨となると少し状況が違ってくるようです。
仮想通貨を取引しているトレーダーの多くは、トレンドが形成されるとそのまま素直に乗るのでこのようなチャートが完成します。
何度も言いますがバイナリーオプションは短期取引です。
マイナーな仮想通貨は避ける
仮想通貨が取引できるバイナリーオプション業者では、基本的に多くのトレーダーから認知されているメジャーな通貨を取り扱っています。
ただ、今後マイナーな仮想通貨に対応するようになってもすぐに取引をするのはやめましょう。
というのも、マイナーということは取引量も少ないということで、ボラティリティが大きく相場の動きも予想がしにくくなってしまいます。
「ビットコイン」「イーサリアム」「リップル」などの手堅い仮想通貨で取引をすれば、取引量が多いので先程ご紹介したチャートのように素直にトレンドが形成される可能性が高いのです。
ファンダメンタル分析をする
短期取引のバイナリーオプションには必要ないと言われているファンダメンタル分析ですが、仮想通貨取引ではとても大切です。
ファンダメンタル分析はお金をかけずに簡単にできます。
- バイナリーオプション業者や証券会社の公式サイト
- Yahooなどの経済指標カレンダー
- ロイターなど海外のニュースサイト
- TwitterやInstagram・FacebookなどのSNS
仮想通貨に関することだけじゃなく、世界経済に関する情報は上記のツールを活用すれば簡単に収集することが可能です。
素直な相場ということはきっかけがあれば大きく動く。
きっかけをファンダメンタル分析で掴んでおけば、予想が可能になりバイナリーオプションの勝率をあげることができるという流れになっています。
余裕ができてからでもいいので、攻略するにはファンダメンタル分析もバイナリーオプションに取り入れることをおすすめします。
まとめ
以上、バイナリーオプションで仮想通貨を取引することについてでした。
最後にもう一度、バイナリーオプションの仮想通貨に関する情報をまとめておくので、大事なことはしっかり頭に入れておいてください。
- 国内バイナリーオプションでは取引をすることができない
- 海外バイナリーオプションでも取り扱いは少ない
- すべての仮想通貨が取引できる訳ではない
- 仮想通貨のチャートはとても素直に動く傾向がある
- 順張り、チャート分析、ファンダメンタル分析で攻略をする