当ページはバイナリーオプションの初級者に向けた記事内容となっています。
当サイトでは、この記事の他にもバイナリーオプションを攻略するための記事を以下のページでまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
バイナリーオプションにはライントレード・ゾーントレードというシンプルな攻略法があります。
ラインを引く、ゾーンに入っているかを確認するなどの単純な方法で、初心者でもすぐに使えると言われていますが問題がひとつ。
勝率が安定しないというトレーダーが多いのです。
そこで今回はバイナリーオプションのライントレード・ゾーントレードのやり方や有効性を徹底的に解説していきます。
ライントレードのやり方
まず最初にライントレードのやり方から解説します。
バイナリーオプションのライントレードではその名の通り、チャートに線を引いてローソク足の動きを見ながらエントリーポイントを判断する手法になっています。
基本的に使う線は2種類です。
①トレンドライン
②水平線(レジサポライン)
ライントレード自体はバイナリーオプションの基本の手法なので珍しいものではないですが、簡単ではありません。
勝率に繋がる線を的確に引く技術が必要です。
線の引き方を間違ってライントレードをしてしまうと、勝率が下がり損失が膨らんでしまう原因になるので引き方を覚えて挑戦してください。
ライントレードには他にも種類があるんですか?
フィボナッチやチャンネルラインがありますよ!
トレンドラインを引く方法
トレンド相場に引く線のことをトレンドラインと言います。
相場が上昇トレンドの時は「上昇トレンドライン」、下降トレンドの時は「下降トレンドライン」を引くことになります。
上昇トレンドライン:安値と安値を結んだ線のこと
下降トレンドライン:高値と高値を結んだ線のこと
ではこの2つの線の引き方を詳しく見ていきましょう。
上昇トレンドラインの引き方
上昇トレンドがきている時は以下の引き方で線を引いて下さい。
まず最初に上昇トレンドが確認できたら、最安値の部分を探します。
次に上昇トレンドの中でも分かりやすく目につく安値を探し、最安値と安値を結んだ線をチャート上に引いてください。
これだけで上昇トレンドラインは引けます。
下降トレンドラインの引き方
下降トレンドになっている時は以下の引き方で線を引いて下さい。
同じように下降トレンドが確認できたら、最高値を探します。
そして下降トレンドの中でも分かりやすく目につく高値を探して、最高値と高値を結んだ線をチャート上に引いてください。
トレンドラインの引き方は覚えてしまえば簡単です。
最初は線を引く時のポイントとなる高値または安値の位置の判断を見誤らないように、よく確認しながら探していきましょう。
水平線(レジサポライン)を引く方法
レジサポラインとはレジスタンスラインとサポートラインのことです。
レジスタンスライン(抵抗線):相場の最高値で線を引く
サポートライン(支持線):相場の最安値で線を引く
バイナリーオプションではMT4を使って相場の分析をしている人が多いと思います。
MT4にはレジサポラインがワンクリックで簡単に引けるボタンがあるのですぐに引くことはできますが、単発の反発だけで引かないようにしてください。
レジスタンスラインを引いてみました。
これ以上に値上がりすることはないだろうと予想されるラインで、価格の跳ね返るポイントに引く線のことを言います。
できれば2回~3回以上の跳ね返りを確認してからがいいでしょう。
サポートラインは反対にこれ以上値下がりしないだろうと予想されるラインで、引くポイントは同じく価格の跳ね返りです。
レジスタンスラインとサポートラインには投資家の思惑が現れます。
たくさんのトレーダーが同じ価格帯に注目するので、買いや売りが集中するポイントになっているということです。
レジサポラインの引き方はこれが正解というものはありません。
相場の状況や自分の取引方法にあったラインの引き方を覚えることが重要ですね!
ライントレードの攻略法
基本的なラインの引き方が分かったら、次は攻略法です。
バイナリーオプションでライントレードをする時に使える攻略法を、今回は4種類ご紹介します。
順張りでトレンドラインの反発を狙う
ライントレードで初心者だったとしても1番挑戦しやすいのが、順張りでトレンドラインの反発を狙ってエントリーをする攻略法です。
トレンドラインを引いておけば、ローソク足がトレンドラインにタッチするタイミングを見ることができるようになります。
タッチしたら順張りでエントリーをするだけです。
バイナリーオプションで何度も取引をしている人はわかると思いますが、トレンドが形成されていても少しの間だけ逆方向に動くこともあります。
そんな時でも反発ポイントをよく確認しておけば惑わされずに取引が可能です。
逆張りでレジサポラインの反発を狙う
ライントレードでは逆張りで取引をすることもできます。
レジスタンスライン・サポートラインの反発を狙って、チャンスがきたら逆張りでエントリーをするという攻略法です。
ローソク足がレジスタンスラインに寄っていくにつれて、高値が更新される可能性は低くなっていくと考えられます。
そこでタッチのタイミングでLowエントリーをするのです。
反対にサポートラインに寄っていくにつれて、安値が更新される可能性は低くなっていくと考えられます。
今度はタッチのタイミングでHighエントリーをすればいいのです。
このように跳ね返りが起こった時に逆張りをする、ライントレードの方法もバイナリーオプションでは活用することができるので覚えておきましょう。
順張りでラインブレイクを狙う
レジスタンスラインやサポートライン付近では基本的に反発するのですが、線を通り過ぎて上昇・下降が起こることもあります。
これをラインブレイクと言います。
ラインブレイクでのエントリーには賛否両論ありますが、もしバイナリーオプションで狙って取引をするなら順張りで行って下さい。
ブレイクしたということは勢いがあるということです。
よって、そのまま上昇・下降していく可能性が高いので逆張りで取引をしてしまうと負けてしまうことが多くなっています。
水平線のみで押し目を狙う
ラインブレイクの応用になりますが、水平線のみを引いて押し目を確認してからエントリーをする攻略法もあります。
押し目とは?
上げ相場が一時的に下がること。その動きを「押す」または「下押す」といいます。
その下がったところを買うことを「押し目買い」といい、押し目があったら買おうと待っていることを「押し目待ち」「押し目狙い」といいます。
押し目の度合いが大きくて、下げ基調がはっきりした状況を「深押し」と呼びます。参考:大和証券
例えば以下の緑の◯のようにラインブレイクが起こったとします。
応用編でのライントレードではブレイクが起こったあとに速攻でエントリーをする訳ではなく、①のように一度ローソク足がラインから離れたことを確認します。
そして②のように再タッチすればエントリーです。
□上昇トレンドでラインブレイク□
・押し目を確認
・条件をクリアすればHighエントリー
□下降トレンドでラインブレイク□
・戻りの確認
・条件をクリアすればLowエントリー
シンプルなライントレードの攻略法ですが、水平線は1つだけではなくたくさん引くことがポイントになります。
見にくくなるのを避けるために5pips以内の線は同じ線と考えてください。
ラインの引き方や見極め方がとても重要になる攻略法なので、まずは他のライントレードから始めてみてもいいかもしれません。
ゾーントレードのやり方
バイナリーオプションにはもうひとつゾーントレードと呼ばれている取引方法もあります。
ライントレードは線を1本引いていました。
でもゾーントレードになると2本の線を引いて、線と線の間のエリアをゾーンと呼び、その中でエントリーチャンスがくるのを待つ取引方法です。
紫の部分が線と線の間を色付けしたゾーンです。
1本のライントレードでもバイナリーオプションは攻略できるのに、わざわざ線を2本も入れるゾーントレードがあるのかという質問がよく届きます。
それはゾーントレードには大きなメリットがあるからです。
- ・多くのエントリーポイントを探すことができる
- ・分析の精度を上げることができる
- ・チャートに張り付かなくてもよい
バイナリーオプションにゾーントレードを使うことで、効率がいい取引・勝率アップなどが期待できるようになっているのです。
ゾーントレードは順張りですか?
基本的に逆張りで取引をするトレーダーが多いです。
2本の線を引く方法
ゾーントレードの2本の線を引く方法は、画像を見ても分かりにくいと思うので初心者向けに説明している動画を参考にしてください。
タニアキラさんの説明動画です。
ざっくりと説明すると、高値・安値のローソク足の実体とヒゲの部分でゾーンを取る方法になっています。
大きく値が動いた直後はゾーンを取るのは避けて下さい。
バイナリーオプションにゾーントレードを使う時は、チャートは15分足または30分足が推奨されています。
エントリーポイントについての説明や、エントリーのやり方まで説明されているので、取引をする前にぜひ参考にしてみてください。
ゾーントレードの攻略法
ではより詳しくゾーントレードの攻略法について解説します。
タニアキラさんの解説動画でも説明されている部分もありますが、大事なポイントなのでもう一度おさらいの意味も込めて確認していきましょう。
時間足とゾーンの範囲
バイナリーオプションのゾーントレードでは15分足・30分足が推奨されていることは先程もご説明しました。
ライントレードでは明確な取引のタイミングが出ていたはずです。
でもゾーントレードでは線と線を結んだゾーンの中で、ある程度の反発が確認できるタイミングを探さないといけません。
短い時間足や取引時間で使おうとしても無理があるのです。
バイナリーオプションらしく短期取引をしている人よりも、15分以上の取引をしている人に向いているのがゾーントレードとなっています。
もうひとつゾーンの範囲についてです。
ゾーンの範囲は実体からヒゲの先までとします。もし転換点に長めのヒゲが出ていた時はチャンスなので、ゾーントレードの準備をしてみましょう。
ヒゲの長さ
ゾーントレードで狙うのはヒゲが長い部分です。
1本の時間足の中で値動きに大きな反発が起こった=ヒゲが長くなるという式が成立するので、その部分はとても反発力が強くなっています。
反対にヒゲが短い場合は相場に転換点が確認できたとしても反発力は期待できません。
ゾーンは作らない方がいいんですね!
作ったとしてもあまり意味はないでしょう。
インジケーターとプライスアクション
ゾーントレードではインジケーターの数値とプライスアクションの確認が重要です。
まずゾーンに組み合わせて反発力の判断に役立つインジケーターがRSIです。売られすぎや買われすぎの判断ができます。
RSIが30以下 | 売られすぎ |
---|---|
RSIが70以上 | 買われすぎ |
このように判断をすることができるので、どちらかに該当する場合は反発が起こる可能性も高くなっているということになります。
ゾーンで30以下ならHighエントリー、70以上ならLowエントリーです。
より高い勝率に近づけたいなら、プライスアクションを一緒に確認してエントリーをするかどうか判断することをおすすめしています。
プライスアクションとは値動きそのものを分析して投資家心理を読み、これからの相場の状況を予想する分析のことです。
余裕があればゾーントレードに取り入れてみてください。
ライントレード・ゾーントレードの有効性
バイナリーオプションでは、ライントレード・ゾーントレードは有効性が高いと判断できます。
投資を行っているトレーダー達はみんなテクニカル分析やファンダメンタル分析をして、売りや買いの判断をつけているからです。
大多数の投資家の動きを予測できれば、バイナリーオプションで勝てる可能性も必然的に高くなってくると考えられます。
初心者の人はライントレードからマスターしましょう。
ライントレードがうまくいかないという人も、ゾーントレードをマスターすれば勝率があがることもあるので期待できます。
大事なのはバイナリーオプションを自分にあった方法で攻略することです。
ライントレードではダマシに注意して取引をしましょう。
ラインだけじゃなくインジケーターとの組み合わせが必要ですね!
ライントレード・ゾーントレードのまとめ
その時の相場・取引に有利にラインを引く力やゾーンを作る力が必要にはなりますが、覚えておいて損のない攻略法です。
エントリーポイントが分かりやすくなるのが最大のメリットだと思われます。
難しい攻略法ではありませんが、損を回避するためにもライントレード・ゾーントレードのルールは守って取引をしてください。