バイナリーオプション業界では、毎年新たな業者が生まれたり消えて行ったりと入れ替わりの激しいことで知られています。それだけに新しい業者が誕生しても目立たないことが多いのです。
でも2018年にサービスを開始したゼントレーダーは、トレーダー重視の理念を掲げ高品質のサービスを提供していると評判になっています。
今後の期待も大きいゼントレーダーとは一体どんなバイナリーオプション業者なのでしょうか。そして安心して利用することができるのでしょうか。
今回はゼントレーダーについて解説していきます。
ゼントレーダーとは
ゼントレーダーとは、セントビンセント・グレナディーンに本社がある外国為替および派生商品のブローカーです。
運営会社 | ZT Markets Limited, SVG IBC |
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所在地 | セントビンセント・グレナディーン、キングスタウンジェームズ・ストリート ファースト・セントビンセント銀行ビル1階 |
事業内容 | 外国為替および金融派生商品仲買 インターネットにおける外国為替・金融派生商品仲買業務 外国為替および金融派生商品取引 |
登録番号 | 25071 IBC2018 |
セントビンセント・グレナディーンの金融庁認証の「Register of International Business Company」に登録されていることから一定の信頼をおけるといえるでしょう。
ゼントレーダーには判定時間が5分以内のオンデマンド、判定時間が15分以上のクラシックの2種類の取引方法が用意されています。
それぞれに判定時間のほか、それぞれペイアウト率や取扱銘柄が異なります。まずは2種類の取引方法の概要をチェックしておきましょう。
オンデマンドの概要
まずはオンデマンドの概要です。
判定時間 | 30秒・1分・3分・5分 |
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ペイアウト率 | 180%~195% |
対象通貨ペア | 7種類 |
オンデマンドで取引ができる7種類の通貨ペアは
・AUD/JPY(豪ドル/円)
・EUR/JPY(ユーロ/円)
・USD/JPY(米ドル/円)
・GBP/JPY(ポンド/円)
・NZD/JPY(ニュージーランドドル/円)
・AUD/USD(豪ドル/米ドル)
・EUR/USD(ユーロ/米ドル)
となっていて、日本人トレーダーに人気のドルストレートとクロス円の主要通貨ペアは一通り取引できるようになっています。
オンデマンドは判定時間が短いのが特徴で、超短期売買を行うにはちょうど良いでしょう。
30秒や1分の転売はできませんが、ペイアウト率は高いです。テクニカル的な重要ポイントでリバウンドを狙うなど、短期的なボラティリティを上手く利用すれば利益を上げやすくなります。
クラシックの概要
次にクラシックの概要です。
判定時間 | 15分・1時間・1日 |
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ペイアウト率 | 160%~190% |
対象通貨ペア | 17種類・商品先物・貴金属・有価証券・株価指数 |
クラシックで取引できる通貨ペアは
・AUD/NZD(豪ドル/ニュージーランドドル)
・CAD/JPY(カナダドル/円)
・CHF/JPY(スイスフラン/円)
・EUR/AUD(ユーロ/豪ドル)
・EUR/AUD(ユーロ/豪ドル)
・EUR/GBP(ユーロ/ポンドドル)
・GBP/AUD(ポンド/豪ドル)
・GBP/JPY(ポンド/円)
・GBP/USD(ポンド/米ドル)
・NZD/USD(ニュージーランドドル/米ドル)
・USD/CAD(米ドル/カナダドル)
・USD/CHF(米ドル/スイスフラン)
となっています。判定時間はもっとも短いもので15分、長いもので1日です。そのため、ファンダメンタルズ分析も必要になるでしょう。
取り扱い商品が多いことも特徴です。17種類のFX通貨ペアのほか、金や銀などの商品、日経平均などの株価指数、一部の個別株、ビットコインなどの仮想通貨を取引することができます。
商品 | GOLD・SILVER・US OIL(WTI) |
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株価指数 | 日経225 |
個別株 | SOFTBANK (9984)・FAST RETAILING (9983)・TOYOTA MOTOR (7203) |
仮想通貨 | BITCOIN・ETHEREUM・LITECOIN |
取引の時間などの詳細はゼントレーダー公式サイトの取引カレンダーに書かれているので参考にしてください。
デモ口座
ゼントレーダーでは、オンデマンドとクラシックでリアル取引が可能ですが、デモ取引ができるクイックデモも用意されています。
デモ口座の場合は登録情報を入力する必要はないので、すぐにチャレンジすることができます。
ただメリットと同時にデメリットもあるのがマイナスポイント…
クイックデモでできることは他のバイナリーオプション業者よりもとても少なく、取引画面の確認程度となっているのです。
ゼントレーダーのデモの詳細は以下の記事で確認してください。
入金について
ゼントレーダーでリアル取引をスタートするためには、まず入金を行う必要があります。最低入金額は5000円、ビットコインでは0.005BTCです。
入金が反映される時間の目安は、平日の午後11時もしくは週末の午後6までに入金処理が完了された場合は15分以内となっています。それ以外の時間帯では、翌営業日の9時に反映されます。
カードやビットコイン入金はリアルタイム反映です。
5000円のボーナス
ゼントレーダーで口座開設を行った後、5000円を入金してトレードを行えば5,000円のキャッシュバックを受け取ることができます。
キャッシュバックを使うことで、初回から5000円分の取引はタダ同然で行うことができます。
ゼントレーダーのメリット
次にゼントレーダーのメリットを考えられるだけ取り上げていきます。
日本語のサポートを受け付けている
海外のバイナリーオプション業者を利用するとき、日本語サポートに対応しているのか気になるところです。ゼントレーダーでは、日本語で問い合わせを行うことができるので、日本人ユーザーも安心して利用することができるでしょう。
また、メールはもちろん、電話でも問い合わせることが可能です。サポートシステムは24時間機能しており、平日であればすぐに対応してくれます。
最低取引額が安い
ゼントレーダーでは、最低取引額が500円に設定されています。ほかのバイナリーオプション業者では1000円に設定されている場合が多いことを考えれば、安い水準にあると言えるでしょう。
リスクを抑えたトレードができるので、バイナリーオプション初心者の方や少額取引を行いたい人には、大きなメリットになるはずです。
取引プラットフォームが見やすい
ユーザーからの評判でよくあるのが、取引プラットフォームが見やすいというものです。ゼントレーダーのプラットフォームはシンプルに設計されているのが特徴です。
初心者の方や高度なテクニカル分析を必要としない一般トレーダーにとっては、とても使いやすいプラットフォームに仕上がっています。
ペイアウト率が高い
バイナリーオプション業者選びで、多くのトレーダーが重要視するのがペイアウト率の高さです。
これは、トレードを繰り返せば繰り返すほど、ペイアウト率の高さがトータルの損益に与える影響が大きくなるからです。
ゼントレーダーのペイアウト率は、ハイローオーストラリアなど人気バイナリーオプション業者と比較しても遜色ありません。
特に短期取引では1.87倍~1.97倍と業界トップクラスの高さを誇っています。
入出金方法が豊富
ゼントレーダーでは、豊富な入出金方法が用意されているので、自分に合った入出金方法を選択することができます。
・銀行振り込み
提携する銀行パートナーにより、多数の国での振込みに対応しています。ほとんどの場合で即時入金される便利な方法です。
・クレジットカード入金
VISA、JCB、MASTERに対応しています。リアルタイム入金が可能なため、利用者の多い入金方法です。
・電子マネー
様な電子マネーに対応しているため、24時間入金が可能です。
このほか、Neteller、Skrill、Jeton Wallet、ecoPayz、PaysafeCard、iWalletなどで入金することも可能です。
ゼントレーダーのデメリットは?
ゼントレーダーには様々なメリットがあることが確認できましたが、当然のことながらデメリットも存在します。ゼントレーダーを上手に利用するために、デメリットも把握しておくとよいでしょう。
短期の取り扱い銘柄がやや少ない
すでに説明したように短期取引がメインとなるオンデマンドの場合、7つしか通貨ペアの選択肢がありません。
多くのバイナリーオプション業者では30秒オプションであっても、30分や1時間取引と変わらない銘柄数が用意されています。
7種類は極端に少ないわけではありませんが、マイナー通貨ペア、仮想通貨、株価指数、個別株でバイナリーオプション取引を行いたい人にとっては不満に感じられるかも知れません。
テクニカル分析ができない
ゼントレーダーでは画像のようなチャート分析ツールがありません。
画面がシンプルで見やすいということはメリットと言えますが、短期売買で必要不可欠なテクニカル指標が使えないのは大きなデメリットと言えるのではないでしょうか。
テクニカル分析を行う場合、ほかのチャートツールを使わなければならず余計な手間がかかってしまいます。
移動平均線など基本的なテクニカル指標だけでも良いので導入を期待したいところです。
ゼントレーダーは安全なのか?
ここまでゼントレーダーについて詳しく紹介してきました。様々なポイントを取り上げてきましたが、トレーダーにとって最も重要視すべきポイントはやはり安全性なのではないでしょうか。
大切な資金をバイナリーオプション業者に預け入れるため、資金がしっかりと管理され、失われたりすることがないか見極めておくことが大切です。
特にゼントレーダーのように海外の新興業者となると、不安に感じてしまう人が多いのではないかと予想されます。
しかし、ゼントレーダーの安全性は、結論から言うと一定水準あると言えます。その理由をいくつか紹介していきます。
安心な理由① カスタマーサポートが充実している
ゼントレーダーでは平日の24時間、メール・電話・ライブチャットによる問い合わせを受け付けています。
また、登録、認証手続き、決済、トラブル解決に関する豊富な参考資料が用意されているので、安心してサービスの利用を行うことができます。
安心な理由② セントビンセント及びグレナディーン諸島の金融庁の認可を受けている
ゼントレーダーは国の金融庁から認可を受けています。金融庁という第三者によって監督されているため、透明性のある運営を行わなければ認可を取り消されてしまう恐れがあります。
それだけに認可を受けているということは、透明性、安全性を保証されていると言えるでしょう。
海外バイナリーオプション業者では、金融庁など所在国の第三者機関から認可を受けていないことも少なくありません。無認可業者に比べれば、安全性が高いのは言うまでもありません。
安心な理由③ 出金拒否などのうわさがない
インターネットが非常に発達した今のご時世、詐欺まがいのことをすればすぐに噂が広まります。
インスタやTwitterなどのSNSやブログ・WEBサイトなどを通して「この業者は危険」というレッテルがすぐに貼られてしまうからです。
金融商品を提供する業者に関して、よく耳にする悪い噂が、正当な理由がないのに「残高を引き出すことができない」という出金拒否です。
ゼントレーダーに関しては今のところ「出金拒否」の噂はありません。もちろん、その他、詐欺まがいの噂もないので健全な運営を行っている可能性が高いと考えられます。
少し不安な理由 新しい業者
一方で少し不安に感じる理由は、やはりゼントレーダーが新しい業者であるということです。
ハイローオーストラリアなどの老舗業者と比べると実績がなく、今後も質の高いサービスが提供され続けるかは分かりません。
口コミも多い訳ではないので、今後ユーザー数が伸びてくれば、今のところ分かっていない問題点が浮き彫りになってくるかもしれません。
新しい業者だから安全でないというわけではありませんが、長年の実績を持つ業者に比べると、信頼性は劣ってしまうことは確かです。
まとめ
今回は新興のバイナリーオプション業者、ゼントレーダーを紹介しました。全体的に質の高いサービスを提供している印象を受けます。
特にトータルの勝敗を左右するペイアウト率の高さはトレーダーにとって大きなメリットと言えるでしょう。
まだサービスがスタートしてから日にちが浅い点は少し不安に感じられる点ですが、口座開設を行って利用してみる価値は十分にあります。
今後、ハイローオーストラリアのライバルに成長する日が訪れるかも知れません。