認知はされていても実際に取引されることが少ないのが1時間取引です。
短期取引が魅力のバイナリーオプションでは、どうしても中長期取引に該当する取引は興味を持たれない傾向があります。
しかし30秒や60秒のようにダマシの影響が少ないというのも理由にあります。
勝率をキープしながらバイナリーオプションで投資をしたい人には、1時間取引がぴったりなのでぜひ参考にしてください。
最適なバイナリーオプション攻略法に迷っている方は、当サイトの「バイナリーオプションの攻略手法総まとめ!勝ちたいなら要チェック!」を参考にしてください。実際に活用できる攻略法をまとめていますので試す価値ありです。
バイナリーオプション1時間取引の概要
海外バイナリーオプションでしか取引ができないのが1時間取引です。
規制が厳しくなっている国内バイナリーオプションでは、2時間が経過しないと判定ができないので1時間取引は不可能となっています。
取引の種類の中では1時間取引は中期取引に分類されます。
ペイアウト率 | やや高め |
---|---|
取引難易度 | 中間 |
テクニカル分析 | 効きやすい |
利益 | 大きい |
利用者 | 少ない |
バイナリーオプション業者によりますが、一時間取引はペイアウト率がやや高いです。
そうなると満期までポジションを保有した場合の利益が期待できますが、取引方法によっては少なくなることもあるので自分次第です。
強み活かしてトレードをすることで安定して勝率をキープしながらバイナリーオプションで投資をすることができるようになるはずです。
1時間取引のメリット4つ
まずは1時間取引のメリットをチェックしてみましょう。
ポイントは安定しているということ。
初心者から慣れたトレーダーまで、スキルレベルを問わずに取引がしやすいです。
①利益確定・損切りができる
先に1日取引の攻略を見た人はもう分かっているはずです。
バイナリーオプションの中期・長期取引では対応しているバイナリーオプション業者なら「転売」機能が使えるので、取引の途中で利益確定や損切りが可能になっています。
気になる攻略については利用者も多いハイローオーストラリアを例に解説します。
掛け金1,000円で1時間取引でエントリーをした後で、判定時間よりも前に転売を押すとこのような画面が表示されます。
このタイミングで転売をするとペイアウトが1,125円なので、+125円です。
満期まで待てば1,900円のペイアウトを得ることができるのですが、今後予想とは反対方向へ動く可能性が高くなった時はここで利益確定をすることで損失回避ができます。
最後まで待って-1000円になるより、転売で+125円で終了させた方が賢明です。
損切りに関しても同じで負ける確率が限りなく高い時は転売をすることで、その時点でのペイアウトが受け取れるので例えマイナスでも抑えることができます。
値動き・相場をよく見てうまく転売を使うことで1時間取引は攻略可能です。
②ペイアウト率は意外と高め
調べたところ現在5社のバイナリーオプション業者で1時間取引ができます。
決して高い設定とは言えない業者が多いですが、有名所では高めのペイアウト率で取引ができるようになっていました。
ハイローオーストラリア | 1.90倍・2.00倍(スプレッド) |
---|---|
ザオプション | – |
ファイブスターズマーケッツ | 1.72倍 |
1.72倍 | |
ゼントレーダー | 1.85倍 |
ハイローオーストラリアが最もペイアウト率が高く、Turboの1分取引や3分取引と同じ設定です。
スプレッド取引になるとさらにペイアウト率が高くなり2.00倍になるので、Turboスプレッドの5分取引の設定と同じということになります。
その他の業者は高いとは言い難いです。
③テクニカル分析がききやすい
基本的に時間足は長ければ長いほど分析がききやすいと言われています。
1時間足をメインに見て分析を行い、さらに上位足をプラスして相場の動向を予想することで精度の高い分析が可能です。
左の1分足チャートは右の1時間足チャートの動きに沿って動いています。
よってレンジ相場の判断をする時や引いたラインの信憑性は、短期足よりも長期足の方が信用できるのです。
テクニカル分析の基準となるのが1時間足なので、エントリーポイントは少ないかもしれません。
でも有効性が高い分析ができているということで、勝率を上げることができるため安定した取引が期待できます。
④取引時間の途中でもエントリーができる
どの取引でもそうですが売買可能時間ならいつでもエントリーができます。
1時間という長い猶予があるので以下のような特徴のある相場を狙って、根拠を詰めて勝率の高いポイントでエントリーをすればいいのです。
- 通貨ペアによって勝ちやすい相場
- 勝率が安定している時間帯
- 経済指標の発表を狙った取引
- 業者によってペイアウト率がアップする時間帯
ここだという相場で根拠を詰めて分析をして、取引時間内に明確なエントリーポイントが現れるのを見計らってみてください。
1時間取引のデメリット
慣れていないバイナリーオプション初心者にも始めやすい1時間取引ですが、当然デメリットもあるので抑えておかなければいけません。
デメリットに感じるかは個人差があります。
①スプレッドが広い
もし1時間取引をスプレッドありでエントリーする場合は注意が必要です。
ほとんどのトレーダーがハイローオーストラリアを利用していると思いますが、スプレッドが短期取引よりも広いので気をつけなければいけません。
HighLowスプレッド | Turboスプレッド |
---|---|
15分:±0.1pips 1時間:±0.4pips 1日:±2.4pips | 30秒:0.1pips 1分:0.1pips 3分:0.2pips 5分:0.3pips |
取引時間が長いと判定時間までに相場が動く可能性があるので、スプレッドはどうしても広くなってしまうのです。
同じスプレッド取引でも短期の方がスプレッドは狭くなっています。
取引の機会は少なくなる
これはデメリットにもメリットにもなり得る問題です。
もし満期のペイアウト率まで粘る取引をするとすると、1時間使うことになるため取引の機会はその分少なくなってしまいます。
取引回数は当然少なくなりますが一概にデメリットとも言えないのです。
- メリット:ムダなエントリーが減りムダな負けが減る
- デメリット:取引の機会が減り物足りなさを感じる可能性がある
根拠のあるエントリーを時間をかけてすることができるのはメリットです。
でも取引回数が少なくなることで物足りなさを感じて、他の取引と併用したり他の投資と併用したりして精度が落ちる可能性もあります。
攻略ポイント
これから1時間取引を攻略するなら時間帯・通貨ペア・手法に注目してみてください。
トレンド相場での順張り
まずバイナリーオプションの1時間取引はトレンド相場と相性がいいです。
トレンドが確認できたら順張りエントリーで攻略をすることで、勝率を安定させることができるようになります。
順張りとはトレンドに逆らうことなく同じ方向へエントリーすることです。
この場合は上昇トレンドなのでHighエントリー、反対に下降トレンドが確認できた時はLowでエントリーをします。
トレンドは強ければ強いほど継続傾向があるからです。
テクニカル分析に強い1時間取引なら強弱を高い精度で読み取ることができるので、トレンドを捉えやすくなっています。
通貨ペアと時間帯を意識する
狙うはトレンド相場と分かったら、形成されやすい時間帯と通貨ペアを抑えます。
- EUR/USD(21時~24時)
- USD/JPY(21時~24時)
1時間取引に向いているのは夜間のエントリーです。
もちろんただこの時間帯と通貨ペアが取引がしやすいというだけで、その他の時間帯・通貨ペアでの取引がおすすめできな訳ではありません。
8時~10時・16時~18時の東京市場やロンドン市場を狙うことも可能です。
攻略次第では朝やお昼のエントリーも可能になります。
mt4のインジケーターや水平線ラインをうまく使う
人によって使いやすいインジケーターは違います。
個人差がありますが、今回はバイナリーオプションの1時間取引でのテクニカル分析で使いやすいインジケーターを参考までにご紹介しておきます。
移動平均線 | 一定期間の価格の平均を折れ線グラフにしたもの |
---|---|
ストキャスティクス | 売られすぎ・買われ過ぎの判断をする |
RSI | 一定期間の値動きの上昇の値動きが占める割合を示す |
フィボナッチ | トレンド発生時の高値・安値の値幅に対する逆行の割合を示す |
エリオット波動 | 市場の平均推移を示す |
多数のトレーダーがバイナリーオプションの1時間取引におすすめできるインジケーターを紹介していますが、単体で使うのはあまりおすすめされていません。
せっかく時間に余裕があるので組み合わせて精度を高めることを意識しましょう。
インジケーターは標準装備でMT4・MT5共に十分なものが入っていますが、こだわりたい場合は自分で作成したりダウンロードして追加することも可能です。
バイナリーオプション1時間取引の攻略手法
いくつか1時間取引で活用できるインジケーターを組み合わせたテクニカル分析をご紹介します。
そのままやってみてもいいですが、自分の取引スタイルに合うように組み合わせを変えたり追加したりして使いやすさを追求してみてください。
移動平均線+ストキャスティクス
最初にご紹介するのは移動平均線+ストキャスティクスです。
トレンド相場の順張りで使います。テクニカル分析を行う時は、それぞれのインジケーターを以下の設定でチャートに表示させてください。
- 移動平均線は20・50・100
- ストキャスティクスのレベルは30・70
表示ができたらパーフェクトオーダーが確認できるのを待ちます。
パーフェクトオーダーが確認できたら次にストキャスティクス見て下さい。
30を下回っている状態で%K線が%D線を下から突き抜けてゴールデンクロスになっていれば、そのポイントがHighエントリーのサインです。
ローソク足が短期移動平均線・中期移動平均線に触れ反発が起こったところを狙います。
ボリンジャーバンド+CCI
おすすめは順張りですが逆張りも攻略ができない訳ではありません。
1時間取引を逆張りで攻略したい時は、以下のようにチャート上にボリンジャーバンドとCCIを表示させてください。
- ボリンジャーバンドを偏差2で表示
- CCIはレベル160と-160で表示
挿入ができたらレンジ相場で有ることを確認します。
次にボリンジャーバンドの±2σとローソク足が触れている部分を探して、CCIが160以上または-160以下であるかを確認してください。
2つの条件をクリアしていれば逆張りエントリーが有効です。
トレンド相場で使ったとしてもうまく効果を発揮しない分析手法なので、必ずレンジ相場の逆張りで活用するようにしてください。
ロンドンフィックスの攻略法
1時間取引をロンドンフィックスを狙って取引するなら順張りが有効です。
例えば夏時間であれば1時間前とすると23時が狙い目になり、冬時間は1時間ズレるので24時が狙い目になります。
オプションカット以降は形成されたトレンドが続く可能性が高く、順張りエントリーをするトレーダーが多いのでかなり狙いやすい相場になっているのです。
ただ、ロンドンフィックスが終わったあとの値動きに注意してください。
大きく動いた相場は終了後は動いた方向とは反対へ戻る動きをすることが多いので、逆方向へのエントリーをしなければいけません。
バイナリーオプション1時間取引の攻略についてのまとめ
以上、バイナリーオプションの1時間取引の特徴や攻略でした。
1時間取引はじっくりチャートを見て分析をしてエントリーをすることで、安定した勝率で投資をすることができるようになります。
基本は順張りでエントリーをすると頭に入れておきましょう。
転売も使いながらうまく取引をすることはできるのですが、効率を求めるのであれば短期取引には勝てません。