バイナリーオプションで安定的に収益を上げるためには「勝率」が重要なカギになります。
最適なバイナリーオプション会社選びに迷っている方は、当サイトの「バイナリーオプションおすすめ会社ランキング」を参考にしてください。利用者の評価やサービス内容を比較し、あなたにとって最良の選択肢を見つける手助けをします。
バイナリーオプションにおける勝率の計算方法
- 勝率(%)=勝った回数÷エントリー数×100
例えを見てみましょう。
10回エントリーして6回勝った場合、6÷10×100=60%となります。
では、バイナリーオプションではいくら勝率があれば利益が出るのでしょうか?
バイナリーオプションで損益分岐点になる勝率
バイナリーオプションで利益を出したいなら、損益分岐点をだし目標にしましょう。
バイナリーオプションで損益分岐点となる勝率を出す計算式は、以下の通りです。
- 損益分岐点となる勝率(%)=1÷ペイアウト率×100
この式からも分かる通り、バイナリーオプションの損益分岐点となる勝率はペイアウト率が大きく関係します。
例えを見てみましょう。
・ペイアウト率1.9倍の場合:53%以上あれば利益が出る
※1÷1.9×100=52.6315789%
・ペイアウト率1.7倍の場合:59%以上なければ利益が出ない
※1÷1.7×100=58.8235294%
このように、ペイアウト率によってバイナリーオプションの損益分岐点は変わってきます。
当サイトでは、ペイアウト率の高い順にバイナリーオプション業者をランク付けしています。
バイナリーオプションで勝率が上がらない理由
利益が上がるか上がらないかがある程度分かるので、バイナリーオプションでは勝率が大事と言われます。
ただ、思うように上げられなくて苦労している人もいるでしょう。
そこで、勝率が上がらない人に共通する特徴についてご紹介します。
手法を絞らない
バイナリーオプションには色んな手法があり、サイトやYouTubeで紹介されていますので目移りしてしまう人がいます。
お気持ちは分かりますが、手法は絞ったほうがうまくいきます。
なぜなら、いろんな手法をかいつまんでいると、結局どの手法も極められないまま他の手法に手を出すことになるからです。
1~2回取引して負けた程度で、その方法がうまくいかないと決めつけてしまうはちょっと時期尚早です。
バイナリーオプションの手法にはさまざまなインジケーターが登場しますが、それぞれにパラメーターが違ったりします。
最初はインジケーターの意味するところ自体を理解できないまま、とりあえず手順だけ真似するということが多いでしょう。
しかし、為替相場というのはいろんな要因が織り込まれているので、たとえ真似をしてセオリー通りにやってもうまくいかないことが多いのです。
やっていくうちに、インジケーターの特徴やその手法が当たる相場の状況というのは理解できてくるものなので、手法を本当に身に付けるまでにはある程度の時間と経験が必要なのです。
メンタル管理ができない
勝率が上がらない人に共通するもう一つの点は、メンタル管理ができていないことです。
トレードを安定的に行うにはメンタルが安定していなければなりません。
負けが続いて負けを取り戻そうとして焦ったり、勝って調子に乗ったりするのはメンタルが安定しているとは言えません。
このような事態を改善するのに、バイナリーオプションの取引ルールを決めてルーチン化することをおすすめします。
- 1日のトレードは5回まで
- 負けたらトレードをやめる
- 1回の掛け金は○○円まで
バイナリーオプションで勝率を上げる方法
続いては具体的にどうやって勝率を上げるのかお伝えします。
テクニカル分析を怠らない
取引を始める前に行うべきものが、テクニカル分析です。
相場の習性を利用し似たようなパターンを探したり、投資家心理を読み取って動きを予想する分析も大切です。
また、通貨ペアによって値動きの癖がありますので、自分の手法が合っているのかを確認したり、取引当日の進み方を見ることも大切です。
短期取引ばかりで勝負しない
海外のバイナリーオプション業者には、30秒取引や1分取引といった短期取引があります。
短期取引はペイアウト率が高く、予想が的中すると最大で2.30倍のペイアウト率を手にすることが出来る業者もあります。
しかし短期取引は判定時間までが短すぎて、予想を立てることも戦略を組むことも非常に難しい取引です。
もちろん短期取引で勝率を上げているトレーダーもいますが、勝ち続けることは非常に難しくなります。
安定した勝率を上げたいのであれば、予想しやすく転売も使える5分取引や15分取引を選んだ方がいいでしょう。
自分に合った攻略法を見つける
何度も取引を重ねていくと、自分が得意だなと感じる手法や相場が見つかってくると思います。
これはコツコツ積み重ねた経験で見出せるものですよね。
得意な手法や相場が見つかれば、自分の取引スタイルは段々と確立されてきます。
得意な攻略法が見つかったのであれば、苦手な手法や不得意な攻略法も分かってきたでしょう。
これに関しては人それぞれ違っているはずなので、誰かの真似をして勝てるようになるわけではありません。
取引を行う時間を意識する
為替取引であるバイナリーオプションと時間は密接な関係にあり、時間帯によって変動の大きさ・動き方・特徴が異なります。
だからこそバイナリーオプションで勝ちやすい時間帯というものが生まれるのです。
バイナリーオプションは好きな時間に取引するよりも、勝ちやすい時間帯を狙った取引の方が利益を得やすくなります。
「勝ちやすい時間」「避けるべき時間」は以下の記事で詳しく紹介していますので、是非参考にして下さい。
勝率が上がってきたら期待値を意識しよう
バイナリーオプションでは勝率さえ上げれば儲かるといったイメージが定着している感じがしますが、必ずしもそうではありません。
実は、勝率がいくら高くても期待値が低ければなかなか収益は付いてきません。
取引で得られる金額の平均値のこと
期待値はバイナリーオプションの収益と深い関係にあります。
期待値を出すための計算式は以下の通りです。
- (掛け金×利益率×勝率)-(掛け金×負け率)
計算式に出てくる値をそれぞれ説明すると次の通りです。
掛け金 | 1回のエントリー金額 |
---|---|
利益率 | ペイアウト率-1 |
勝率 | 取引に対して勝つ確率 |
負け率 | 100%-勝率 |
利益率のことをペイアウト率と勘違いしがちですが、利益率とは取引に勝った際に実際に増える利益のことです。
ペイアウト率1.85倍で1,000円を掛けた場合、取引に勝てば手元に入ってくる金額は1,850円ですがそのうちの1,000円は掛け金です。
つまり、実際に増えた金額は850円です。
利益率は、この金額に着目した値のことを指します。
それでは、次のような条件を仮定した時に期待値がいくらになるか実際に計算してみましょう。
- 掛け金:5,000円
- 利益率:0.85倍
- 勝率:60%
- 負け率:40%
(5,000×0.85×0.6)-(5,000×0.4)=2,550-2,000=550
つまり、この場合の期待値は550円になります。
期待値は実際に増えるお金の額ですから、期待値が高いほど資金が増えていくということになります。
勝率と期待値とペイアウト率の関係
バイナリーオプションの業者選びでよく言われるのが、「ペイアウト率は高いほうが良い」ということです。
これは、同じ勝率であればペイアウト率が高いほうが期待値は大きくなるからです。
期待値を出す計算式は以下の通りでしたね。
利益率とは、ペイアウト率-1で算出される値でした。
巷にあるバイナリーオプション攻略サイトの中には、勝率にあまりにもこだわりすぎてこの利益率のことを見落としているものもあります。
典型的なのが、転売による攻略法です。
エントリーの途中でポジションを決済することで、判定時刻を待たずして取引を強制的に終了させることができる機能のこと
最近はあまり見かけなくなった攻略法ですね。
転売をすると勝率は上がるかもしれませんが、ペイアウト率は下がります。
そうなると、「勝率は高いのに利益はあまり上がらない…」という現象が起きてしまうのです。
なお、転売についてはハイローオーストラリアの転売の本当の目的と使い方で詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください。
まとめ
計算方法や損益分岐点となる勝率の出し方は理解できましたか?
計算式をもう一度ご紹介すると、それぞれ以下の通りです。
- 勝率(%):勝った回数÷エントリー数×100
- 損益分岐点となる勝率(%):1÷ペイアウト率×100
バイナリーオプションを攻略するには「勝率」は大切です。
ただし、期待値も上がるような上げ方をしないと利益は思うように上げられません。
そのため、バイナリーオプションを攻略するには、まずペイアウト率の高い業者を選び、そこで勝率を上げていきましょう。
そして、安定的に目標とする勝率をキープできるようになったら、掛け金を上げます。
期待値の観点から見たとき、バイナリーオプションを収益を上げるには『ペイアウト率→勝率→掛け金』の順でそれぞれの値を高めていくのが鉄板です。