「バイナリーの勝率が上がらない…」
「そもそも勝率って何%くらいあればいいの?」
この記事では、こういったお悩みを解決します。
- バイナリーにおける勝率の計算方法
- バイナリーの勝率が上がらない理由
- 勝率と同じくらい重要な期待値について
バイナリーオプションで安定的に収益を上げるためには「勝率」が重要なカギになります。
ここでは、勝率の出し方や損益分岐点となる勝率、勝率が上がらない人の特徴、勝率だけに気を取られた場合の落とし穴をご紹介します。
勝てるトレーダーになるためにも是非参考にしてみてください!
バイナリーオプションにおける勝率の計算方法
まずはじめに、バイナリーオプションの勝率を出す計算式をご紹介します。
例えば、10回エントリーして6回勝ったら、次のように計算できますね。
6÷10×100=60%
では、バイナリーオプションではいくら勝率があれば利益が出るのでしょうか?
一緒に考えていきましょう!
バイナリーオプションで損益分岐点になる勝率
バイナリーオプションで利益を出したいなら、損益分岐点となる勝率を出して、その勝率を超えることをまずは目標にしましょう。
バイナリーオプションで損益分岐点となる勝率を出す計算式は以下の通りです。
この式からも分かる通り、バイナリーオプションの損益分岐点となる勝率はペイアウト率が大きく関係します。
例えば、ペイアウト率1.9倍の場合は、勝率53%以上あれば利益が出ます。
※1÷1.9×100=52.6315789%
一方、ペイアウト率1.7倍の場合は、勝率は59%以上なければ利益が出ません。
※1÷1.7×100=58.8235294%
このように、ペイアウト率によってバイナリーオプションの損益分岐点は変わってきます。
ペイアウト率は高いほうがいいんですね!
そういうことです!
当サイトでは、ペイアウト率の高い順にバイナリーオプション業者をランク付けしているので、気になる方はバイナリーオプション会社が提供するペイアウト率ランキングを参考にしてみてください。
バイナリーオプションで勝率が上がらない理由
勝率によって利益が上がるか上がらないかがある程度分かるので、バイナリーオプションでは勝率が大事と言われます。
ただ、勝率が思うように上げられなくて苦労している人もいるでしょう。
そこで、勝率が上がらない人に共通する特徴についてご紹介します。
該当する人は、対処法もご紹介するので是非参考にしてみてください!
勝率が上がらない理由1.手法を絞らない
バイナリーオプションにはいろんな手法があり、本やサイトで紹介されていますので、目移りしてしまう人がいます。
お気持ちは分かりますが、手法は絞ったほうがうまくいきます。
なぜなら、いろんな手法をかいつまんでいると、結局どの手法も極められないまま他の手法に手を出すことになるからです。
1、2回取引して負けた程度でその方法がうまくいかないと決めつけてしまうは、ちょっと時期尚早です。
この手法でやると決めたら、その手法を最低でも1か月は続けて使ってみましょう!
1ヶ月ですね!メモメモ…
バイナリーオプションの手法にはさまざまなインジケーターが登場しますが、それぞれにパラメーターが違ったりします。
最初は、インジケーターの意味するところ事態を理解できないまま、とりあえず手順だけ真似するということが多いでしょう。
しかし、為替相場というのはいろんな要因が織り込まれているので、たとえ真似をしてセオリー通りにやってもうまくいかないことが多いのです。
やっていくうちに、インジケーターの特徴やその手法が当たる相場の状況というのは理解できてくるものなので、手法を本当に身につけるまでにはある程度の時間と経験が必要なのです。
勝率が上がらない理由2.メンタル管理ができない
勝率が上がらない人に共通するもう一つの点は、メンタル管理ができていないことです。
トレードを安定的に行うにはメンタルが安定していなければなりません。
負けが続いて負けを取り戻そうとして焦ったり、勝って調子に乗ったりするのは、メンタルが安定しているとは言えません。
このような事態を改善するのに、バイナリーオプションの取引ルールを決めてルーチン化することをおすすめします。
例えば、「1日のトレードは5回まで」とか「負けたらトレードをやめる」など、自動的にやめられるような分かりやすいルールを設けておくと良いですよ!
勝率が上がってきたら期待値を意識しよう
バイナリーオプションでは勝率さえ上げれば儲かるといったイメージが定着している感じがしますが、必ずしもそうではありません。
実は、勝率がいくら高くても期待値が低ければなかなか収益は付いてきません。
【期待値とは】
取引で得られる金額の平均値のことです。
期待値はバイナリーオプションの収益と深い関係にあります。期待値を出すための計算式は以下の通りです。
計算式に出てくる値をそれぞれ説明すると次の通りです。
- 掛け金:1回のエントリー金額
- 利益率:ペイアウト率-1
- 勝率:取引に対して勝つ確率
- 負け率:100%-勝率
利益率のことをペイアウト率と勘違いしがちですが、利益率とは、取引に勝った際に実際に増える利益のことです。
ペイアウト率1.85倍で1,000円を掛けた場合、取引に勝てば、手元に入ってくる金額は1,850円ですが、そのうちの1,000円は掛け金ですね。
つまり、実際に増えた金額は850円です。利益率は、この金額に着目した値のことを指します。
だから利益率はペイアウト率から-1をするんですね!
それでは、次のような条件を仮定した時に期待値がいくらになるか実際に計算してみましょう。
- 掛け金:5,000円
- 利益率:0.85倍
- 勝率:60%
- 負け率:40%
(5,000×0.85×0.6)-(5,000×0.4)=2,550-2,000=550
つまり、この場合の期待値は550円になります。
期待値は実際に増えるお金の額ですから、期待値が高いほど資金が増えていくということになります。
勝率と期待値とペイアウト率の関係
バイナリーオプションの業者選びでよく言われるのが、「ペイアウト率は高いほうが良い」ということです。
これは、同じ勝率であればペイアウト率が高いほうが期待値は大きくなるからです。
期待値を出す計算式は以下の通りでしたね。
利益率とは、ペイアウト率-1で算出される値でした。
巷にあるバイナリーオプション攻略サイトの中には、勝率にあまりにもこだわりすぎてこの利益率のことを見落としているものもあります。
典型的なのが、転売による攻略法です。
【転売とは】
エントリーの途中でポジションを決済することで、判定時刻を待たずして取引を強制的に終了させることができる機能のことです。
最近はあまり見かけなくなった攻略法ですね。転売をすると勝率は上がるかもしれませんが、ペイアウト率は下がります。
そうなると、「勝率は高いのに利益はあまり上がらない…」という現象が起きてしまうのです。
勝率だけにこだわっているとこういった落とし穴があるので注意しましょう!
なお、転売についてはハイローオーストラリアの転売の本当の目的と使い方で詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください。
まとめ
勝率の計算方法、損益分岐点となる勝率の出し方は理解できましたか?
計算式をもう一度ご紹介すると、それぞれ以下の通りです。
バイナリーオプションを攻略するには「勝率」は大切です。ただし、期待値も上がるような勝率の上げ方をしないと利益は思うように上げられません。
期待値は、「勝率」「ペイアウト率」「掛け金」が高いほど大きくなります。
そのため、バイナリーオプションを攻略するには、まずペイアウト率の高い業者を選び、そこで勝率を上げていきましょう。そして、安定的に目標とする勝率をキープできるようになったら、掛け金を上げます。
関連記事バイナリーオプション会社が提供するペイアウト率ランキング
期待値の観点から見たとき、バイナリーオプションを収益を上げるには『ペイアウト率→勝率→掛け金』の順でそれぞれの値を高めていくのが鉄板です。
この順番を忘れないようにしましょう!