2022年バイナリーオプションはどうなる?今後について調べてみました
2022年になり、世界に落ち着きが戻らない今、今後のバイナリーオプションの動向が気になっているトレーダーもたくさんいるようです。
規制強化や禁止・パンデミックが続いたので当然のことだと思います。
経済に回復の兆しが見えない2022年は、どのように投資をすればいいのでしょうか。
バイナリーオプション事情2022をまとめてみました。
パンデミックに終わりが見えません
今のうちに投資をしておこうとバイナリーオプションを始める人はまだまだ多いですよ
- ・2022年のバイナリーオプションの立場
- ・アプリの規制や金融庁の動き
- ・2022年のバイナリーオプションの投資法
2022年!バイナリーオプションの立場は暗いまま
バイナリーオプションに暗い影が見え始めたのは2016年でした。
投資とは言っているものの、ギャンブル性が高く大損をする人や借金を抱えてまでのめり込んでやめられない人が出てきたからです。
2016年:ベルギー、オランダ
2017年:マルタ共和国、カナダ、イスラエル
2018年:ドイツ
2019年:キプロスやポーランド、アイルランド
2016年からの4年の間に、これだけの国でバイナリーオプションが禁止になりました。
世界の動きと連動するように、日本の金融庁も全面的に禁止することはなくとも、規制をかけることで対応をしています。
主要先進国(G7)では2カ国しかバイナリーオプションが許可されている国はありません。
日本人のバイナリーオプショントレーダー人口のほとんどが利用しているハイローオーストラリアが口座移行をしたのも禁止のせいです。
オーストラリアは2021年4月からバイナリーオプションが禁止となります。
19-220MR ASIC proposes ban on the sale of binary options to retail clients, and restrictions on the sale of CFDs
19-220MR ASICは、リテールクライアントへのバイナリーオプションの販売の禁止とCFDの販売の制限を提案しています
参考:ASIC
全面禁止にされてしまったらサービスの提供ができなくなるので、マーシャル諸島共和国に運営会社を移して継続できる環境を整えたのです。
このような暗い影は2021年もまだまださしたままの状態になっています。
各国での禁止=イメージダウンによって、バイナリーオプションは危ない・ギャンブルであると思ってしまう人も多いのです。
世界各国でバイナリーオプション禁止の動きが高まっているんですね…
難しい問題ですね。規制に関しての詳しい情報はこちらでまとめています。
詐欺被害が増えたのも原因
ピークが過ぎている2021年現在でも、バイナリーオプションに関係する詐欺被害の報告はまだまだたくさんあがってきているのが現状です。
消費生活センターには2021年の現在よりもっと前から被害が寄せられています。
詐欺の被害に合う人が増えていくので、金融庁は公式HPにバイナリーオプション詐欺についての警告を掲載するなどして注意喚起を続けているところです。
ひとつだけ改善が見えているのは、オプザイルです。
2016年頃は活動が活発で堂々と詐欺行為を行っていましたが、2021年現在はオプザイルは縮小し名前があがることもほぼなくなりました。
またオプザイルが出現する予感、金額に焦点を当てていて負けたときのリスクを伝えていない。とは言うものの自分もスタートはここから始まった。超ハイリスクハイリターン、短期の動きを予想するのは簡単ではないので注意。 pic.twitter.com/K1GlMoCZOa
— 纵步技术集团・纵步顾问 (@zongbu_) August 12, 2020
2022年にまた出てくる可能性もあるとも言われているので注意が必要です。
このようにバイナリーオプションは世界各国の禁止の実施・詐欺の横行が原因で2022年も先行きが不安な状態が続いています。
アプリの規制は緩んできている可能性あり
バイナリーオプションのスマホやタブレットでダウンロードできるアプリは、2017年~2018年にかけて徐々に減っていきました。
特にAndroidよりもiPhoneは厳しく取り締まっていたようです。
Appleが既にすべてのバイナリーオプションのアプリをiOSAppStoreから取り除くことを約束したと伝えた。
参考:REUTERS
オーストラリア証券投資委員会の調査によると、無登録の業者または個人のバイナリーオプション関連のアプリが330種類もあることが分かったからです。
該当アプリは3種類の分けることができます。
取引アプリ | 全体の66% |
シグナルアプリ | 25% |
業者の紹介アプリ | 9% |
すべてのアプリの80%は免責事項の記入がなく、ユーザーにとってバイナリーオプションアプリは不利益になる可能性が高いと判断されたのです。
ハイローオーストラリアのアプリが消えたのは騒ぎになりましたよね。
撤退の噂も出ましたがアプリの規制だったんですよ!
ただ、2020年に入るとAndroidではバイナリーオプション関連のアプリがちらほらと出てくるようになりました。
バイナリーオプション業者によっては、Androidのみ公式サイトからだけダウンロードできるというシステムになっている場合もあります。
アプリ規制は2022年はもう少しゆるくなる可能性も考えられるでしょう。
2022年の日本の金融庁の動きの予想
では2022年は日本の金融庁は何か動きを見せるのか予想してみました。
現状を見る限り、2022年にバイナリーオプションに対して何か大きな動きを見せるという可能性は低いと判断することが可能です。
- ・バイナリーオプション業界で特に大きな出来事がない
- ・コロナでトレーダーが増えている
- ・日本の金融庁の動きは世界各国と比較しても遅い
コロナで仕事がなくなったり、この先の人生に不安を感じた人たちがバイナリーオプションを始めるケースも急増しています。
状況が改善していない2022年もさらに増える可能性が高いです。
日本の金融庁は日本のバイナリーオプション業者で取引をして、日本でお金が動いて欲しいという希望があります。
海外業者・国内業者とも利用者が増えている2021年の今、大きな動きを見せることはないだろうと思っておいて問題ありません。
バイナリーオプションは2022年はどう取引をする?
世界各国が振り回された新型コロナウイルス。
バイナリーオプションで2022年はどう取引をするのかを判断するためには、このコロナウイルスのワクチンが鍵を握っているようです。
①アメリカ
②イギリス
ワクチン接種開始が早かったこの2ヶ国では、厳しい制限が緩和されていることで春~初夏の頃に景気が戻ってくると言われています。
中には7月~9月に大きく回復に動きを見せると予想するアナリストも。
2022年のバイナリーオプションの取引はUSD・GBPの動きに注目すると同時に、ワクチン接種効果や経済の動きなどファンダメンタル分析をすることをおすすめします。
景気の予想に伴うリスク
2021年の景気の動向の予想は、コロナウイルスのワクチンの効果によって決まる可能性が高いと言われていますがリスクが伴っています。
3回目のワクチンの効果が出ず、経済活動が回復しなかった場合です。
2022年1月現在、新型コロナウイルスのワクチンの3回目の摂取がスタートしている国は複数あり、今後も進んでいきます。
参考画像:日本経済新聞
アメリカ・中国・イギリスではかなりの人数の接種が進み、経済活動の再開・景気の回復が期待できる状況です。
ただ、このワクチンがうまく機能しなかった場合は、世界の為替相場の不安定さを解消することは難しくなってしまいます。
事象 | リスク | 影響 |
---|---|---|
ワクチン不発 | 副作用や効果なしによる 接種の遅れや接種率の低下 |
経済活動の制限 消費の悪化 |
米国の急速な巻き戻し | インフレが急加速 | 金利急騰 企業の資金繰り破綻 雇用の悪化 個人消費の冷え込み |
先行接種を行ったアメリカ・イギリスであっても、効果がなければ経済は回復せず、為替相場の安定も期待できないのです。
2022年のバイナリーオプションは取引銘柄の選定はかなり重要になってきます。
通常バイナリーオプションのような短時間取引にはファンダメンタル分析は必要ないと言われていますが、2022年は情報は集めておいた方が勝率はあがるはずです。
2022年もまだまだバイナリーオプションもコロナに振り回されてしまいますね
そうですね。でも終息とはいかなくても2022年は世界的に落ち着いてくるとは言われています。
2022年のバイナリーオプションのまとめ
以上のように、バイナリーオプションはまだまだダークなイメージが強く、業界が明るくなったとは言えません。
世界各国の禁止措置の動きや、今後の日本の動きも気になります。
それでも2022年のうちに急に日本でもバイナリーオプションの取引ができなくなるなんてことになる可能性は低いです。
とにかく2022年はファンダメンタル分析。
アメリカやイギリスの動き・新型コロナウイルスのワクチンに関する情報を集めながら、相場を分析して取引に挑んでみてください。
分かりやすく2022年の相場を知りたい人はこちらを参考にしましょう。
相場展望や株価材料、リスク材料について解説をしてあります。
証券パートナーズ株式会社の三好さんのyoutubeチャンネルは、バイナリーオプションでも活かせる情報が詰まっているのでおすすめです。
当サイトで、登場するバイナリーオプションおすすめ会社についての軽い詳細情報をまとめているページになります。各会社の情報を一括でご覧頂く事が可能となっているので、各バイナリーオプション会社のサービスを見たい方はコチラのページを参考にして下さい