ハイローオーストラリアやザオプションに並ぶ知名度を獲得しつつあるのが「ゼントレーダー」です。
ペイアウト率も高く無料のデモ取引も完備しているため、トレーダーからはなかなか高評価を得ています。
しかし、そんなゼントレーダーには「遅延がある」という噂があるようです。
「レート操作をしてトレーダーの不利な状況にしているのでは?」と疑っている人もいるようなので、ゼントレーダーの遅延について詳しく解説します。
ゼントレーダーのチャートはFXCM
ゼントレーダーのチャートはFXCM社のものが採用されています。
ロンドンに拠点をおいている「Forex Capital Markets社」のことで、海外バイナリーオプションでは他にも「ハイローオーストラリア」や「ザオプション」が使用しています。
設立 | 1999年(運営実績20年以上あり) |
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本部 | アメリカ合衆国・ニューヨーク州 |
ISIN | US3026931069 |
受賞 | ・パーソナルウェルス2020 ・BROKERCHOOSER 2019 ・FXEMPIRE 2018など |
FXCM社では遅延やズレがないか・高品質な価格設定ができているのかどうかなどを常に調査し改善していると紹介されています。
調査した結果も実行プレゼンテーションで公開中です。
ここまでしっかりしたチャート提供が行われているので、ゼントレーダーなどで遅延の噂が出たりレート操作が疑われるようなことは普通に考えるとありえません…。
ゼントレーダーとその他業者で遅延を比較
もしゼントレーダーに遅延が本当にあるならば他のバイナリーオプション業者ともズレが生じるはずですので、同じFXCMを導入している3社で比較しました。
- ゼントレーダー
- ザオプション
- ハイローオーストラリア
下図は2020年9月15日の午前9:50のチャートです。
レート | 135.690 |
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ゼントレーダー | 135.662 |
ザオプション | 135.673 |
ハイローオーストラリア | 135.670 |
なんとゼントレーダーが遅延どころか、ザオプション・ハイローオーストラリアもレートとは違った価格になっています。
どの業者にも遅延の噂ががある真相はこの差だったのです。
バイナリーオプションではレート操作は普通
遅延はゼントレーダーだけに限ったことではないことが分かりました。
ただ、実はトレーダーと業者が相対する関係で取引を行うバイナリーオプションでは、レート操作は当たり前のことで業者が価格を決められるようになっているのです。
もちろん基盤となる基本レートは参考にされています。
そこに業者の裁量やスプレッドが加わってくるので、各業者でズレが生じて遅延や操作の噂が立ってしまっているということです。
ゼントレーダーのチャート切り替え遅延
一部のトレーダーからは「ゼントレーダーで通貨ペアの変更をした時のチャートの切り替えに遅延がある」という意見も出ています。
調査してみましたが遅延は確認できませんでした。
動画の7分26秒~7分28秒あたりで通貨ペアをUSD/JPYからAUD/JPYに変更しています。
切り替えに遅延が出るのか何度も見返しましたが、すぐにAUD/USDのチャートが表示されているので遅延はないと言ってよさそうです。
取引環境の改善によって切り替え遅延はなくなっているのかもしれません。
相場急変時の遅延は?
もうひとつゼントレーダーの遅延の噂で気になるのが、相場急変時のチャートの遅延です。
想像を超える相場の急変が合った時は、ゼントレーダーに限らずどのバイナリーオプション業者でも遅延は出る可能性があります。
ゼントレーダーでは以下のように説明されていました。
スリッページとは?
スリッページとは、取引を行おうとする際の価格と、実際市場で実行された際の価格の相違を指します。特に変動が激しい市場への取引を行う際、スリッページが支障を来す場合があります。
主な要因は接続の劣化やネットワーク遅延が挙げられます。
ゼン・トレーダープラットフォームでは、上記の場合トレードが実行されない防止機能がありますが、多少なりとものスリッページは取引に伴うリスクであることを予めご了承ください。
フラッシュ・クラッシュなど、予測できないほどの大きな相場の急変があったときは、ネットワークもダメージを受け遅延が起こってしまうということです。
手法による遅延
以下のような手法による遅延の可能性もあります。
- 複数同時エントリー
- 自動売買ツールの使用
- 秒単位でのスキャルピング
ゼントレーダーでは自動売買の使用や連打(スキャルピング)での取引は禁止されているので行う人はいないはずです。
ただ、取引手法によるエントリー遅延が起こる可能性があるということだけ頭にいれておいてください。
分かりやすいように具体例を3つあげましたが、それぞれこんなことが原因でエントリー遅延が起こりやすくなっています。
複数同時エントリー | 注文を1つずつ処理するため遅延が起こる |
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自動売買の使用 | サインの問題による遅延が多い |
秒単位のスキャルピング | ティックデータの遅延が原因 |
チャートの動きよりも先走った手法のエントリーでは遅延の可能性が高くなっています。
そもそもエントリー遅延が起こりやすいのは、ゼントレーダーでは禁止行為にあたる手法なのでルールを守っていればあまり気にする必要はありません。
まとめ
ゼントレーダーの遅延の噂の真相をまとめると以下の通りです。
- 他の業者との価格のズレ
- 相場の急変やネットワーク遅延
- 禁止行為によるエントリー遅延
ゼントレーダーやその他バイナリーオプション業者では、ちょっとしたことで遅延やレート操作が噂されてしまうので実際に自分で取引をして確かめるのが1番です。
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