グッドマン法はバイナリーオプションでも使っている人がいるようです。
もともとはカジノの手法で、国内バイナリーオプションで多く使われるようになってトレーダーの間に広まっていきました。
大きな利益にはならなくとも、低リスクであることが特徴です。
でも詳細を見るとバイナリーオプションには合わない手法である可能性が高いので、今回はグッドマン法についてご紹介します。
最適なバイナリーオプション攻略法に迷っている方は、当サイトの「バイナリーオプションの攻略手法総まとめ!勝ちたいなら要チェック!」を参考にしてください。実際に活用できる攻略法をまとめていますので試す価値ありです。
カジノの必勝法である
カジノでは「守りの戦略」と呼ばれていて、他にも「1235法」という呼ばれ方もされているようです。
中には必勝法という人もいます。
シンプルなルールで初心者にも分かりやすく、少しずつ小さな利益を積み上げていく取引方法なので低リスクで使えるのです。
【大きな利益が出せない=大きな損失も出ない】
条件が必要になる
まずグッドマン法は以下の設定が条件となっています。
- ペイアウト率2.00倍
- 勝率50%
この時点ですでに使えないと感じてしまいます。
そして別名「1235手法」という名前から分かるように、最初は1の掛け金からスタートして勝つたびに2・3とあげていきます。
最大は5でそれ以上は勝ってもずっと5のままです。
負けた時点でグッドマン法はリセットされる決まりになっているので、次の取引の掛け金はまた1からとなります。
取引回数 | 勝敗 | 掛け金 | 損益 | 累計損益 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | 1,000円 |
2回目 | 勝ち | 2,000円 | +2,000円 | 3,000円 |
3回目 | 負け | 3,000円 | -3,000円 | ±0円 |
4回目 | 負け | 1,000円 | -1,000円 | -1,000円 |
5回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | 1,000円 |
6回目 | 勝ち | 2,000円 | +2,000円 | 2,000円 |
7回目 | 勝ち | 3,000円 | +3,000円 | 5,000円 |
8回目 | 勝ち | 5,000円 | +5,000円 | 10,000円 |
9回目 | 勝ち | 5,000円 | +5,000円 | 15,000円 |
10回目 | 負け | 5,000円 | -5,000円 | 10,000円 |
かなり大きな利益・損失が出る手法ではないことが分かります。
取引結果だけを見ても理解しにくいと思うので、同じ条件で普通の取引をして同じ勝敗になった場合も確認してみましょう。
取引回数 | 勝敗 | 掛け金 | 損益 | 累計損益 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | 1,000円 |
2回目 | 勝ち | 1,000円 | +2,000円 | 2,000円 |
3回目 | 負け | 1,000円 | -1,000円 | 1,000 円 |
4回目 | 負け | 1,000円 | -1,000円 | ±0円 |
5回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | 1,000円 |
6回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | 2,000円 |
7回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | 3,000円 |
8回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | 4,000円 |
9回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | 5,000円 |
10回目 | 負け | 1,000円 | -1,000円 | 4,000円 |
掛け金が一定で増えていくことがないので、勝ったときの利益は固定されています。
同じ取引結果になったとしても6,000円の差があるので、トータルで見ると利益は大きくなっているのです。
- 同じ勝率でも普通の取引より利益が大きくなる可能性があ
- 負けると掛け金を小さくするので損失が抑えられる
- 一定以上連勝をすれば負けた取引の損失を打ち消すことができる
カジノの手法としてはめちゃくちゃなやり方ではない優しい部類に入ります。
ただ、あくまでも賭け事に対する手法であり投資で使うのは微妙なところです。
そもそも絶対条件を満たせるかという点から怪しくなっています。
そこまでして使う手法とも思えません。
連勝しないと損失になる可能性がある
トータルで利益になる可能性が高い手法だとお話しましたが、連勝できないと損失になってしまうというデメリットも秘めています。
例えばこのように短いスパンで勝ち負けが入れ替わったとします。
取引回数 | 勝敗 | 掛け金 | 損益 | 累計損益 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | 1,000円 |
2回目 | 負け | 2,000円 | -2,000円 | -1,000円 |
3回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | ±0円 |
4回目 | 勝ち | 2,000円 | +2,000円 | 2,000円 |
5回目 | 負け | 3,000円 | -3,000円 | -1,000円 |
6回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | ±0円 |
7回目 | 負け | 2,000円 | -2,000円 | -2,000円 |
8回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | -1,000円 |
9回目 | 負け | 2,000円 | -2,000円 | -3,000円 |
10回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | -2,000円 |
6勝もしているのに最終的に-2,000円の損失になっています。
ただ相場を分析して予想を的中させれば利益が出るのではなく、勝敗の出方も損益に影響してくるので投資というよりもギャンブルです。
連続した勝利はかなり重要となります。
バーネット法とグッドマン法のちがい
グッドマン法と似た手法でバーネット法があります。
同様にバイナリーオプションで使えると紹介されていることも多い手法ですが、こちらは守りの手法というよりは攻めの手法と言ったほうがいいでしょう。
違うのは掛け金を大きくする時の数字だけです。
- グッドマン法:1→2→3→5の順
- バーネット法:1→3→2→6の順
少しずつ掛け金を上げていくグッドマン法に対して、バーネット法は小大小大と数を上げていくのでその分リスクも高くなっています。
利益を追求することはできるのですが、同じようにリスクも大きくなってしまうのです。
シュミレーションをした時の結果に、今度はバーネット法をあてはめて利益と損失の差を見てみましょう。
取引回数 | 勝敗 | 掛け金 | 損益 | 累計損益 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | 1,000円 |
2回目 | 勝ち | 3,000円 | +3,000円 | 4,000円 |
3回目 | 負け | 2,000円 | -2,000円 | 2,000円 |
4回目 | 負け | 1,000円 | -1,000円 | 1,000円 |
5回目 | 勝ち | 1,000円 | +1,000円 | 2,000円 |
6回目 | 勝ち | 3,000円 | +3,000円 | 5,000円 |
7回目 | 勝ち | 2,000円 | +2,000円 | 7,000円 |
8回目 | 勝ち | 6,000円 | +6,000円 | 13,000円 |
9回目 | 勝ち | 6,000円 | +6,000円 | 19,000円 |
10回目 | 負け | 6,000円 | -6,000円 | 13,000円 |
は最終的に10,000円の利益になりましたが、バーネット法では13,000円の利益になりました。
リスクが大きくなるのにそこまで利益に大きな差がない結果になった時はグッドマン法で低リスクで取引をした方が安心だなと感じます。
でも勝ち負けの出方を予想することは不可能です。
マーチンゲールよりも安全かもしれない
バイナリーオプションには有名なマーチンゲール法もあります。
他にも元々はギャンブルの手法だったものの中にはパーレー法やダランベール法もありますが、ダントツで認知度が高く使われているようです。
マーチンゲールも勝率50%・倍率2倍で使う手法になっています。
例え負けたとしても勝つまで取引をやめずに続けていけば、最終的には1回の勝利で利益が出せる必勝法だと言われている手法です。
- 掛け金の上限があるので勝つまで取引できる保証がない
- 資金管理がしにくいので適当になりがち
- かなり大きな資金がないと数回の取引で資金がなくなる
- 口座凍結の対象となる可能性が高い
よくLINEのグループ勧誘やツールの販売などで、マーチンゲールを強く推している人がいます。
でも騙されていはいけません。
口座凍結のリスクがあり、バイナリーオプションには向いていないハイリスクな手法を必勝法として勧めるのはおかしな話です。
認知度は低いですが、絶対にグッドマン法の方が安全性は高いと言い切れます。
SNSの反応はあまり良くなさそう
やめておいた方がいいと言われても気になって仕方がない人もいるはずです。
どうしても気になるなら、バイナリーオプション業者のデモ機能を使って試してもいいのですが、人の反応を参考にする方法もあります。
賭け事に数式化した作戦がある。
— なないろ (@gogoadvance1) April 21, 2018
勝率50%ゲームは
有名なマーチンゲール法のほかに
1235のグッドマン法などなど。
状況に応じて一長一短があるから
モンテカルロ法など。
しかし残念なことに50:50の
ゲームはない。
グッドマン法だめだった。
— sera@声真似発掘しますよ (@sera_jp) March 22, 2020
投資方針決まった グッドマン法で、最悪は転売で損切り、あとは確実な時以外は転売で利確しながら資金を増やしていく
— バイナリーオプション専業 (@tXYdPS8T6cauG7e) March 23, 2021
いい加減にしろよオイ。
— 東日本という名の警備員 (@Odroian) November 20, 2018
俺はグッドマン法で25回連続で勝たなきゃいけねえんだよ。
で明日の昼までに最低20万用意しなきゃいけねえんだよ。
なんで上手くいかねえんだ!
ノイズ利用すれば30秒勝てるんじゃねえのかよ!!
バイナリーオプションよりもオンラインカジノで使っている人が多く、たくさんの反応を見ることはできませんでした。
でもどのジャンルでもあまり評判はよくないようです。
グッドマン法についてのまとめ
投機性が高く本来はカジノの手法であることを考えると、バイナリーオプションでグッドマン法を使うのはおすすめできません。
運で勝負をしても投資では利益をあげることはできないからです。
勝率をあげ、尚且安定させて利益を得るためには、テクニカル分析をしっかりと行い根拠のあるエントリーを続けていくことが1番効率がいい方法で間違いありません。
情報に惑わされることなく基本の取引で実績を積み重ねてみてください。